2011年7月1日金曜日

モードだってビエンナーレ!Arnhem Mode Biennare

ェネチア・ビエンナーレとか、アート・バーゼルとか、
6月はヨーロッパ内でたくさんのアートイベントが行われていたけど、
モードだって、
アーネム・モード・ビエンナーレがあります。
前回2009年には、ランバンも、コムデギャルソンも参加してたくらい大規模なもので、今年は私がスタージュしていたBLESSが参加するということなので行って来ました。期間は7月3日までです。
一番格安の夜行バスで、まずはパリからアムステルダムまで。
高速バスで国をいくつも廻れるっていうのも、日本人の私からしてみれば
不思議な感覚で、ヨーロッパの自由さと小ささを感じます。
往復で80ユーロのチケットだったから、どんなにひどいものかと思ったけど、
ちゃんと後ろも倒せる、少し大きめのバス。
道中、サービスエリアのように売店もあるところでトイレ休憩もあって、
意外と普通で安心しました。それもつかの間、
後ろの方の席で男の子たちがタバコを吸っていたらしく、
運転手さんがものすごい大声で怒って
「タバコ吸ってるやつは誰だ!降りろ!警察呼ぶぞー!」
って、それから長いこと電気をつけたまんまだったからほとんど寝れず。
アムステルダム着いて、そこから電車で1時間乗ってやっとアーネムに到着!
Arnhem(アーネム)は、オランダの小さな街だけど、
ヴィクター&ロルフが卒業したアーネム芸術アカデミーのある、モードの街。
であるはずだけど、着いた最初の感想は、郊外の閑静な住宅地。
大きな会社もないし、デパートもこじんまり。ひろーく見渡せるゆったりした街。会場がいくつもあって、メインの会場は少し遠いので、街の足のバスが連れてってくれました。
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一番のメインの工場の跡地を利用した会場。大きな看板がないと見失ってしまいそうでした。
fashion-in-filmメイン会場のテーマは、「デザイナーのビジョン」
このビエンナーレのために制作されたインスタレーションがたくさん並ぶ。
大きく3つのエリアに別れてて、
最初は、Atmospheres エリア。
5つの作品が並び、それぞれ音、におい、ゆらゆら動くイメージ、そういった、実体のないものに魅力を感じるとこ。
amie-dicke
Photography Team Peter Stigter R
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Amie Dickの作品。
自分の使ってたものなどを集めて個人的な思い出空間を作りだして、
上に設置されてる、コンピュータで時間が制御されてるスプレーガンで、
メイクアップさせてる。
こんなふうに、全部ベージュになってました!

30062011-15次は、Elementsのエリア。
ファッションとダイレクトに結びつく、ヘアメイク、靴やアクセサリーなどの4つの作品たち。ここで
BLESS登場!もちろんアクセサリー担当。
あとはマルジェラ(ヘアー担当)など。
BLESSのケーブルジュエリーがシェードに!
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そして最後が、展示の核となる大広間のVisionsのエリア。
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Photography Team Peter Stigter R
プロローグには、ITs#11のファイナリストShaun Samson、
日本人唯一の参加Commuunなどが登場。
noman
Photography Team Peter Stigter R
nomanの作品。真っ暗闇に、3人浮いてる!!と思わせるようなしかけ。 
jil-sander-1
 Photography Team Peter Stigter R
Jil Sanderは、虫眼鏡。
花柄をのぞくと、蜜に誘われたちょうちょの気分になれます。
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JUUN.Jの作品。
少しずつ、砂が頭の上から降ってきて、三角に溜まってく、砂時計のよう。
コートと砂が一体になってく様子が面白い。

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Photography Team Peter Stigter R
A.F.Vandevorstは、眠ってるロウの人。
すでに点火されてて、とろとろとけていく様子が観れる。
火の数だけ穴が深くなっていって、空洞に。
きれいだけど、とても恐くなる。
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会場の最後は、Thom Browne。
2010年の宇宙服きて登場したコレクションからの作品。
宇宙服着た人形がゆらゆら浮いてて、近づくとぜんぜん見えなくて、
遠くにいかないと全体が見れない。
今は見えない未来のヴィジョンという感じがしました。
長くなったので、今回はメイン会場のお話まで。
他の会場や、街に点在するイベントなどは、次回に書きます!
それではまた。 

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