2011年8月24日水曜日

草上の映画! 〜バカンス留守番組のお楽しみ

バカンスも、あと1週間をきりました。
夏が来たのかよくわからないまま、秋に入ってしまいそうなパリです。
思いっきり遊ぶはずの夏のバカンスの間、
私のように旅行も行かずパリに残る人たちにだって少なからずいます。
そういう人たちのためのお楽しみに、無料の映画祭が行われてました。
P8161361
東京でも、恵比寿ガーデンプレイスでスターライトシネマが開催されてたようですが、
それの、もう少し大きくて自由な感じのです。
7月中旬からの1ヶ月、月曜日以外の毎日1〜2本上映です。
毎回パリの各地を移動して、イスも用意されてる月明かりの映画祭もありますが、
私は芝生の上に座り込んでピクニックしながら観る、ヴィレット公園の野外映画祭
によく行きます。有料でイスと毛布を借りることもできます。

P8181419
定員もなくチケットもいらず、いつ来ても、いつ帰っても大丈夫。
パリは日が沈むのがすごく遅くて10時過ぎにならないと全く暗くならないので、
食べ物やお酒を持ち寄って、ピクニックしながら映画が始まるのを待ちます。 
P8181425
 映画なんて気にしてなくて、ピクニックを楽しんでる人たちも、後ろの方にいます。

P8181418
そして10時半、周りの明かりも消えて、やっと始まります。
今年の夏は特に寒くて、上着と毛布は必須でした。
あと、雨も多くて中止になったり、風が強すぎで途中で帰ったり。
私の観た映画は、
 Sylvain ChometのLes Triplettes de Belleville(ベルヴィル・ランデブー)
12

 フランスのアニメですが、すごくすごくおもしろかったです。
今回の中で一番好きな映画でした。言葉が少なくて理解できたってことかもしれませんが。

Elia SuleimanのLe Temps qu'il reste 



13
 監督の自伝的な内容。イスラエルのパレスチナ人家庭のお話。
フランス語字幕で、しかも音声アラビア語(? )!
字幕ってまだまだ難しいです。
それから、Eric Rohmer のLes Nuits de la pleine lune (満月の夜)
15
ちょっと天然の痛い感じの女の子、ルイーズ演じる
パスカル・オジェがすごくかわいい!
彼女のすてきさにほれぼれです。
Woody AllenのManhattan 
14

フランス人もウッディ・アレン大好きなようで、一番の大入りでした!!
他にも、「Tokyo!」や、「街のあかり」などなど、
年代や国もさまざまなたくさんの映画が観ることができます。
終わるともう次の日をむかえてることが多いですが、お仕事も休みなので、
ゆーっくり寝ます。 
  

2011年8月18日木曜日

paris plages!! 〜セーヌ川のほとりでビーチ気分

図書館の帰りの夕方、セーヌ川に沿って歩いていると、
今年もparis plagesやってました!
夏のバカンスの間の1ヶ月(7月21日〜8月21日)、
セーヌ川のほとりがビーチに変身します。
P8171391

こーんなに長い区間が、ビーチになります。

P8171401

パラソルまでさしてあったり、ビーチの気分にさせてくれる。
みんな食べ物を持ち寄って、飲んで食べて、お話したり
シートに寝転がって、日光浴したり。 

P8171403

 でも、ほんとにビーチになったわけでもなく、 砂が敷き詰めてあるという感じ。

P8171404

わんこがうまってたり、

P8171410

子どもたちが砂山作ってたり。

P8171393

あと、ペタンクやってるところもあったり。
たくさんの人が、順番待ってました。
ペタンクは、フランスの、カーリングに似た、
金属のボールを投げて的からの近さを競うゲームです。
P8171399
ビーチになってないところも、バンドが来てたり、お店が出てたりで、
たくさんの人でにぎわってました。
P8171395
私は、セーヌ川ってきれいって思ったことはないのですが、
そこから見渡す古い建物は好きです。
終わりに近づいたバカンスの一日でした。 

2011年8月15日月曜日

こんな生活あこがれる、フランス人の休日!

会社で去年知り合って、日本食や日本に興味があるってことで仲良くなった、
フランス人マダムのお誕生日パーティーが、旦那さんの両親のお家であったので、
おじゃましてきました!
パリの北駅から1時間に1本しかない郊外行きの普通電車で40分のところにある、
crepyという緑いっぱいで、人も少なく、静かな田舎町です。
P7161225
玄関から出るとすぐに小麦畑。近所のお家は、もうずーっとさき。
P7161247

ずーっと道は続く。キリストの像が。

P7161231
お家は、森の中にひっそりと隠れてました。
P7151171
ひろーいお庭での夕食。
少し寒いのに、ずーっとお庭にいて、ゲームして、飲んで、
外で食べるのが大好きな人たちです。 

P7161180
夜のお家の中のキッチン。
P7161192
リビングでケーキを食べました!
P7161198
お庭にある木を切って薪にした暖炉。
夏だっていうのに、まだ夜は少し寒い。今年はいつもよりも、寒い夏です。 
P7151159
お家の奥は、子ども部屋が3つ、その前はサロンになってて、本がいっぱい。
図書館みたいに、古い本がたーくさんありました。
一泊した、次の日の朝。
P7161210
P7161212
朝ご飯は、駅の近くのパン屋さんで買ってきてくれた、シナモンのブリオッシュ。
あまくて、ほんとにおいしかった!!
私も、帰りに場所を教えてもらって買ったほど。 
P7161237
お家のあちこちには、旦那さんの弟さんが描いた絵が飾られてあり、
すごくお部屋の雰囲気にあって、すてきでした。
ここは、旦那さんが小さい頃、ご両親が自分たちで作り上げたお家。
子どもの頃、パリからもそう遠くないこの大きな森の中で遊んで育ったなんて、
すごくうらやましい!
今は退職されたそのご両親は、ギリシャの海にあるヨットで暮らしているようです。
お仕事はパリで、そして毎月1、2回は、田舎町でゆっくり過ごす。
いつかそんな生活できるといいなぁと、想像だけふくらませて、
これからも、がんばります。 

2011年8月11日木曜日

パリの週末は蚤の市へ宝物探し!

パリを訪れたことがある方はたぶん、すでにご存知かもしれませんが、
毎週土日催される、蚤の市が、私の週末の楽しみです。
アパートから徒歩圏内に、ヴァンヴの蚤の市があり、毎月数回、通っています。
誰でも気軽に出店できるフリーマーケットとは少し違って、
それぞれの、蚤の市組合に登録している人だけが出店できます。
小さなアンティークショップがいっぱい連なってるという感じです。
がらくた売ってる人も、もちろんいますが、お店ごとに個性があって楽しいです。
P2120228_2

パリには、有名なところで、3つ大きな蚤の市があります。
90-ST-1233758061まず、一番大きいところで、
クリニャンクールの蚤の市
私はもう長いこと行ってません。
遠いからという理由だけでなく、
少し危ない地域だし、
広すぎてお店を探すだけで一苦労。
駅からすぐある手前の建物は通りすぎて、
奥にあるアーケードの中の家具や
メルスリーのお店だけまわります。 
もう一つは、モントユイルの蚤の市
ここは、以前は結構通いました。最近はあまり行ってません。
古着と、器械のジャンク品のお店がいーっぱい集まってます。
古着はすっごい安いですが、ほしいものを探すのには根気がいります。
そして、こじんまりして、一番落ち着くのが、ヴァンヴの蚤の市。
P8061315
古着のお店も、ちらほらと。子ども服の古着もすごくかわいい。

P8061314
バンビの剥製!
P8061316
メルスリーのお店がけっこうあって、見てるだけで楽しい!
高いけど、レースやリボンもいっぱい。
P8131340

木箱に入れて飾ってるアクセサリー。
この箱ごと全部持って帰りたい。
P8061306
お店のおじさんたちは、ゲームをしながらお客さんを待ちます。
P8131349
P2120236
プラスチックのアクセサリーと、古いボタンをたくさん売ってるお店。 
P5150489
おもちゃ屋さん。ここのお店はお気に入りのひとつ。
全部ほしい。
生活に余裕ができてきたら、少しずつ集めたい!!

P5150507
いつもオルガン弾いてるおじちゃん。
ヴァンヴの顔です。
お店を出してる人もほとんどいつも同じだし、
売ってるものも大きく入れ替わることもないけど、
いつも、絶対おもしろい発見があって、何度行っても飽きません。
お財布には、一日の予算だけを忍ばせて、それ以上は使わないように決めてます。
P8171413
夜撮ったので、写真があまりきれいじゃなくて申し訳ないのですが、
ある日のお買い物。
ほこりかぶった箱の中から見つけた木板に巻いてあるリボンテープ。
薄汚れてるけど、このまま残しておきたい。
赤と金色のマリン柄のボタン。
原料がカゼインといって、ミルクのタンパク質から作られたものらしいです。
金色は消えかかってるけど、味がでてていい。
それと、木のボタン。すでに半分使ってしまったので隠してます。
日本人も含め観光客もたくさんいるので、お店の人たちは、とても親切です。
あと、何かすてきなものを見つけたときは、値切るのを忘れずに!!
C'est combien?    -  セ、コンビヤン?  (これいくらですか?)
tres cher  ! -  トレ シェー!  (すごく高い!)
これだけ覚えておけば大丈夫です。
 

2011年8月10日水曜日

ウルグアイからorigamiドレス 〜 Trommpo

前回に続いて、子ども服ブランドの紹介です。
以前の子ども服の合同展示会playtimeの記事です。
(→パリのこども服の展示会 潜入レポート!
今回は、 Trommpo
3188AA015
実は私は、その日まで全く知りませんでした。
2010年にできたばっかりのまだ新しいブランドで、
デザイナーのCatalinaさんは、ウルグアイ出身、
ロンドンのセントラル・セントマーチンズを卒業して、
10年間レディースで働いた経歴の持ち主。
そしてもう一人のDeanさんは、イギリス人、
世界での有数なダンスの学校ラバン・センターで、
パフォーミングアーツを学ぶ。
この二人がウルグアイで始めた子ども服ブランドが、Trommpo。
服のデザインにダンス経験がどんなふうにまざって、
新しいものを作っていくのか、とても楽しみ。
今期のコレクションはPOPOGAMI。
Origamiをソースとして作られたドレスたちが、目を惹きました。
ORIGAMI
大人服、顔負けの、クオリティーの高い生地と技術に力を入れてます。
デザインも色合いも、そのまま大きくしたら、大人でも着れる、
しっかりとした作り。
trom16
trom14
上の写真の女の子のパンツと同じ配色のワンピース。
パンツも、色の違う生地の折り重なりが不思議で面白い。
見ていて、どうやってなってるんだろうって、
中までのぞいて、仕組みを探してしまいました。
3184AA013
3193AA015A
ドレスだけじゃなくて、カジュアルも。
 プリントニットや、ポンチョ。男の子のシャツも、Origamiポッケがついてる!
それと、ウェブサイトもすごくかわいいです!http://trommpo.com/
trom13

まだ始めて1年なので、これからもっともっと大きくなると思います。
来シーズンもとても期待してしまいます! 

2011年8月7日日曜日

たのしい+ノスタルジック 〜 kicokids

以前、子ども服の合同展示会playtimeの記事を書きましたが、
(→パリのこども服の展示会 潜入レポート!
そこで出会った、すてきな子ども服ブランドを紹介したいと思います!
今回は雑誌で何回も見たことがあり、ずっと気になっていた
ニューヨークの子ども服ブランド、kicokids(キコ キッズ)です。
kicokids_ss11-0664kicokids_ss11-0554
子ども服を選ぶのはやっぱりお母さん、お父さんが一番多いし、
その目線で、かわいいって思われるものが好まれる。
でも、kicokidsはちょっとちがって、
親目線の、かわいい、だけじゃないくて、おもしろい、たのしいっていう、
着ている子どもたちの声も聞こえてくるような服たち。
こーんな、大きなお魚を頭にのせてるなんて!
kicokids_ss11-0221kicokids_ss11-0927
他とはちがったクリエイティブな部分があるのが魅力なkicokidsだけど、
それに加え、ノスタルジーも漂わせてるのが、またまた、にくい。
全部つかまれてしまう!!
kicokids_ss11-0487
このドレスの色、すごくいい。
くすんだ感じの、色鉛筆で描いたような。
濃い色ではっきりとしたドットで表現したら、きつい印象になってしまってたと思う。
 
kicokids_ss11-0703
あと、男の子服もすごく充実してる。
真っ白Tシャツとジーパンだけでも、子どもたちは十分かわいいけど、
たまには、 赤と青の半分チェックのシャツを着たら、
その日はすっごい楽しい発見があると思う。
もともとニットで始めたブランドなので、
秋冬は、どんなニットたちが出てくるのか、すごく楽しみです!!
サイトも、ぜひ見てみてください。