2012年7月25日水曜日

ユニークな生地で、食べちゃいたいくらいかわいいドイツの子ども服! macarons

プレイタイム パリで見つけた子ども服ブランドで、初めて出会って、
一瞬でとりこになってしまったのは、
ドイツのブランド、macarons
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オーガニックの生地を作るところから、
すべてドイツ生産にこだわりをもって高い品質を提供する
コレクション発表も二回目の若いブランド。
といっても、経験ある子ども服デザイナーと、
建築出身のテキスタイルデザイナーなど、
スタッフはみなプロフェッショナルな人たち。

全体を木が繁ってるように見せるプレゼンの仕方には、
展示会場のどのブースよりも魅力的で、通り過ぎることができませんでした!
写真で見せることができないのは残念。
 
ほとんどすべてのブースが、大きい商談用の机を置いて、
周りの壁に沿うようにラックに服をかけているだけなのに、
マカロンは、小さいスペースながら、
ころころした小さなお洋服たちがまるで木に実がなってるように飾ってあり、
どこのブースよりも人目をひいてました!!

さすが、建築出身のデザイナーさんがいるだけあるなぁ、と、
合同の展示会では特に、展示の仕方、服の見せ方も、
あなどってはいけないと、勉強になりました!

それだけではなくて、もちろん服も他のブランドとはどこか違う
とおもわせてくれる仕掛けがたくさん。
 
ドイツっぽいと感じるそれらの色合い、私はとても好きでした。
色の選択にはこだわりもって、吟味してるのがわかります。
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そして、生地の質感。
オーガニックの糸は今はどこでも使ってるところ多いけど、
そこにオリジナルの面白い、ふわふらしてころころしてる、
そしてとってもやさしい生地を独自で作ってしまうのも、他にはない強み。
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いろいろと褒めちぎってしまいましたが、
久しぶりに、これから面白くなりそうだなって、嬉しくなる出会いでした!
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photo :macarons
 
  macarons

  www.macarons-group.com 

2012年7月20日金曜日

プレイタイムパリで見つけた、動物たちの世界 CORAL & TUSK

今回も子ども服、おもちゃ、マタニティなど
子ども関連の専門の展示会、プレイタイム パリに遊びに行きました!

あまり時間なかったのですが、
マタニティ以外を一通り見てきたので、
好きだったところを紹介します!!

まずは、服ではないのですが、
私の中で一番ツボだったお店  CORAL & TUSK 
ここ、日本でも販売してるし、結構有名なので、
ご存知の方もいると思います。
私は写真じゃなくて、現物見たのが初めてで、
お店を遠目で見つけた瞬間小走りになって、
一人で静かに興奮してたくらい、かわいすぎる世界でした!!
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お馴染みのワッペンや、小さなアクセサリー。
大好きです!
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それに、お人形たち!!!
カバンもってたりするんです!!
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絶対なくしてしまうことは分かってても、
こういうのついてると、楽しさ二倍になりますよね!!
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それに、ちょっとした刺繍してあるロンパースや赤ちゃんの靴も。

最後見つけたのは作品集。
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動物たちがみんなやさしい顔してて、あったかい気持ちになる刺繍です!

こういうのみんな好きなの、分かってるんだろうなと、
ずっぽり乗せられてしまう展示でした!!

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2012年7月18日水曜日

夏のやさしい日差しの中の居心地いい ポール・スミス 2013ss

最近本読むのに夢中になってしまって、記事を書くのが遅れてしまいましたが、
ポール・スミスのメンズコレクションも見てきました!!
東京はやっぱり、うだるような蒸し暑い夏が
やってきてるんじゃないかと思いますが、
今年のパリは、本当に涼しくて、
今だに、薄手のコート着ることもあるくらいです。
夜も毛布一枚だと、寒いことも。 

高校を使ってショーをするところ、多いみたいですね。
ポール・スミスも高校の体育館みたいなところが会場。
一面緑いっぱいの、明るい日差しを浴びたすがすがしいショーでした!
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きれいな緑の会場には、
マスタードとサーモンピンクがかわいかった!
そこにちょこっとグリーン。
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それに、新しいものでもないけど、
サンダルみたいな革靴は最近気になって探してます。
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母がポール・スミス大好きなので、
私にとっては、中高生の頃からずっと親しみのあるブランド。
デザイナー、本人を目にしたときには、感動しました!
イメージしてたよりもおじいちゃんのポール・スミス氏。
今年66歳だったとは!
でもこんなにすらっとしてて、かっこいいのはさすがです!!


2012年7月12日木曜日

巨大な舌ベロのおばけ! Henrik Vibskov 2013SSコレクション

いつも楽しみにしてる、Henrik Vibskovのショーに今回も行ってきました!
いつもの大掛かりなしかけが設置してなくて、
逆にしかけがないのが、変な感じがして、
何が起きるのかどきどきしました。
前回の→http://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/5117572.html
 すると、ピンクの巨大な、つぶつぶの舌がやってきて、
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 ふくらんだ舌のつぶつぶからは、人が出てきた!!
あやしげなおどってる姿は、舌がほんとに生きてるみたい。
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つぶつぶをお掃除するおにいさんたち。
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落ちたつぶつぶをひろう、かごのリュック。
逆つぶつぶのパンツかわいい。
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そして、自分たちもつぶつぶにとりこまれてしまった人たち。
つぶつぶいっぱいの楽しいショーでした!
 

2012年7月9日月曜日

女の子だって集めたくなるハンドメイドの蝶ネクタイ JUPE by Jackie

こっちのおじいちゃんたちは、
普段着にも蝶ネクタイを合わせて街を闊歩してる姿をよく見かけるけど、
それがすっごくかわいくて、かっこいい!
おじいちゃんたち、なんておしゃれなんだろーって、いつも驚いてしまいます!!
おじいちゃんたちのセンスを、盗むべく、街のおじいちゃんたちを観察してる毎日です。

そんなことしてるとき、
若手メゾンが集まる合同展示会TRANOIで出会ったのが、
JUPE by Jackie の蝶ネクタイ。 
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個性的なたっくさんのリボンたちが整列してる姿が、
なんともかわいらしくって、標本箱みたいで、ごっそり、
全部持ち帰りたいくらいでした!!

刺繍は、インドですべて人の手で施されてるハンドメイドの蝶ネクタイ。

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男の人にだけじゃずるい!!
私だってほしい。
繊細な刺繍は、飾っておきたくなる、芸術品。

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2012年7月8日日曜日

Play Me, I’m Yours! 世界中の誰でもピアノコンサート

フランソワ・トリュフォー映画図書館へ、
いつものようにDVDを返しに借りに、Forum des Hallesへ行ったら、
ピアノの音と、拍手が聞こえてきて、
そこには、たくさんの人だかり。
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気になって見に行ったら、それは、
イギリス人アーティスト、 Luke Jerramのアートプロジェクト、
 “Play Me, I’m Yours”
2008年に始まったこのプロジェクト。
今年2012年には、ロンドンやロサンゼルス、ジェノヴァなどと同時に、
初めてパリへやってきました。
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ピアノがちょこんと置かれていて、
誰でも好きなように何でも弾ける、っていうイベントでした!

パリには、道端や公園、ショッピングモールなどに、
なんと40カ所も置かれました。ここの看板によると、ピアノのレッスンもしてたみたいです。
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次から次へと、演奏したい人がたくさんいて、順番待ってました。
そして周りには、たくさんの観客たち。
若い学生の男の子が、とってもはずかしそうに、
久石譲さんの「Summer」を弾いていたのが、とっても印象的でしたー
「菊次郎の夏」懐かしいです。
そういえば夏のはずだった、と考えてしまう雨ばかり寒い夏のパリです。

2012年7月4日水曜日

イヴ・サンローランのアトリエ見学。ピエール・ベルジェーイヴ・サンローラン財団

美術館の集まっている、16区の地域のセーヌ川からすぐ近くの、
閑静なところに、イヴ・サンローランのアトリエを保存している財団、
ピエール・ベルジェーイヴ・サンローラン財団があります。
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イヴ・サンローランは、コンクールで大賞をとり、
若くしてパリへやってきてすぐ、ディオールで働くことになりますが、
戦争で徴兵された後入院して、ディオールを解雇されてしまいます。
その後、後ろ盾をなくしたサンローランを支援したのが、
ピエール・ベルジェ。
ピエール・ベルジェが資金を出し、
サンローランは自分のメゾンを開くことになります。
映画「イヴ・サンローラン」では、
ピエール・ベルジェが語っているので、彼を知ってる方も多いと思います。
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その後、
サンローランがオートクチュールのデザイナーを引退した2002年、
ピエール・ベルジェは、
イヴ・サンローランの40年間のすべてのアーカイブ、
5000に及ぶオートクチュールコレクション、
15000のアクセサリーやデッサンなど、
クリエーションに関わるすべてのものを保存する財団、
ピエール・ベルジェーイヴ・サンローラン財団を設立。
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Croquis-Afrique-1
c Fondation Pierre Berge - Yves Saint Laurent 
また、前回の「KABUKI」のような、モードやアートを美術館として、
文化、教育のサポートの役割もしています。
そして、美術館の観覧と同時に、
イヴ・サンローランのアトリエの見学のツアーもあります!!
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c Fondation Pierre Berge - Yves Saint Laurent 
まずデッサンの飾ってあるサロンでは、
サンローランと財団の歴史の説明を受けます。
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c Fondation Pierre Berge - Yves Saint Laurent 
それから、実際にデッサンをしていた、アトリエの見学。
サンローランの服作りの様子の映像や
コレクションのときの直筆デッサン、トワルを見せてもらえます。
写真は、夜の様子ですが、
アトリエは、窓がとっても大きくてとても明るく、
そして、壁には本がぎっしりでした!
美術館だけなら直接行くこともできますが、見学には事前予約が必要です。
こちらから
http://www.cultival.fr/fr/visites/yves-saint-laurent-entre-couture-et-culture
説明はフランス語です。
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パリで歌舞伎の衣裳を観てきました。「KABUKI」 @ピエール・ベルジェーイヴサンローラン財団美術館

日本が大好きな、モードの学校に通っているフランス人の女の子に誘われて、
ピエール・ベルジェーイヴサンローラン財団美術館で行われてる、
歌舞伎衣装をたくさん集めて展示している展覧会、「KABUKI」に行ってきました。

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フランスでは、能は知名度があるけれど、歌舞伎はあまり知られてないみたいだし、
歌舞伎衣装、と限定されてる展示はどうかなと思ってたのですが、
意外にも土曜日の午後は、前に進めないくらい人が大勢つめかけてました。
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c Fondation Pierre Berge - Yves Saint Laurent 
私一人日本人で、たくさんのフランス人(その他欧米人)と一緒に、
ギャラリーツアーも付いて行って、日本の文化の話しなんかを聞いてると、
なんだか少し照れくさいような恥ずかしいような。
 
お昼ご飯に「BENTO」を食べながら一日がかりで鑑賞する、というのを驚いていたり、
ガイドの人は、歌舞伎の面白さとか他にない魅力などをいっぱい語ってくれ、
みんな、パリではどこで観れるの?とか、とっても興味持ち始めてるのに、
現在日本では、歌舞伎を観る人がほとんどいない、
という説明を聞いて、私は申し訳なくなってしまいました。
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c Fondation Pierre Berge - Yves Saint Laurent 
パリで日本のものをみたりすると、
日本が愛されるなーと感じてうれしくなるのと同時に、
いつも反省してしまいます。
この財団は、サンローランという名前ついてるだけあって、
サンローランと関係してます。
アトリエ見学もできました。
次回は、財団とアトリエについて書きます!
KABUKI
Costumes du theatre japonais
7月15日まで
 
3 rue Leonce Reynaud, 75116 Paris
火曜日ー日曜日 ただし、祝日はお休み
11時〜18時
Tel. +33 (0)1 44 31 64 31