2012年4月28日土曜日

石岡瑛子さん衣裳の最新映画、「ミラー ミラー」

「白雪姫」を題材にした映画が、数日を待たずに次々と公開して、
ちょっとした話題になってますが、
私は、ジュリア・ロバーツとリリー・コリンズの「MIRROR MIRROR」を観てきました!
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photo iamrogue
ずっと黒髪、黒い太眉の白雪姫のポスターがかわいくて、気になっていました。
この映画は、子ども向けに作ってるというだけあって、
観に来てる人たちは、家族連ればかりでした。
白雪姫といえば、やっぱり、小さい頃観たディズニー映画が思い出されてしまいますが、
ディズニーとも、グリム童話とも、そのままそっくり同じではなく、
オリジナルストーリーもたくさん盛り込んで、新たな物語を作り上げてます。

なんといっても、白雪姫が、ただかわいくて、守られてるだけじゃなくて、
しっかり真のある、勇敢な女性で、
愛のために剣を振りまわして、
戦う戦う!

その反面、王子さまは、見た目はキラキラしてるけど、どこかまぬけで、
頼りなさそうな感じ。

そんなどこか現代を表してるようなストーリーに、
映画を観ていたおませな女の子たちはきっと、
やっぱり私が守ってあげなくっちゃって思ってしまうはず。
それだけではありません。
この映画の衣裳を担当してるのは、
つい先日お亡くなりになった、世界的なアートディレクターの石岡瑛子さん。
彼女の衣裳の最後の映画でもあります。

カラフルでポップな、たくさんのドレスたちのおかけで、
現実を忘れて、ファンタジーの世界に連れてってくれます!

小さな女の子たちは絶対に、こういう世界にわくわくして、大好きだと思います!

オフィシャルサイトにも、白雪姫のドレスの着せ替えのゲームがあったり、
楽しいのでどうぞ。
英語です。
音楽がすぐ流れます。

子ども向けってこともあって、
映画全体では少し物足りないかなーってとこもありますが、
子どもに戻って楽しんでください!!

2012年4月24日火曜日

地下鉄の通路が今だけギャラリーに変身。Ariane Michel 「Tube Safari」

毎日通ってるコンコルドの駅が、なんだか、いつもと様子が違う。
どこもかしこも、宣伝のポスターばかりだったのに、
 広告の文字や、映画の題名なんかが全くない、写真だけの壁。
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なんでだろーって思ったら、
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Ariane Michel によるインスタレーション。
「Tube Safari」
パリで生まれたフランス人アーティスト。
世界中で活躍してる映像作家。
そして、この展示、
つい最近、リニューアルしたばかりの、パレ・ド・トーキョーにある
若手アーティスト支援の研究所、Le Pavillon Neufize OBCの設立10周年を記念した、
リカール財団の企画したイベントThis & There の中の一つ。
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普段とちょっと違う風景に、朝から少し、うれしくなりました!
展示は、5月2日まで!!コンコルド駅の構内で。
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2012年4月19日木曜日

いつもは静かな通りに突如現れたアンティークマーケット

生地を買おうと、服飾のお店がたくさん集まっている、
アンベルスの方まで行って、ちょっと散歩していたら、
いきなり、アンティークのフリーマーケットをしてる通りに遭遇。
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ここは、ヴァンブの蚤の市みたいに、毎週決まった通りで行われてるものではなく、
パリのあちこちで、年に数回発生する、蚤の市。
私も、何回かこうやって歩いていて、いきなり出会ったことがあります。
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 買うつもりはないけど、
ついつい立ち寄って見入ってしまう、
アンティークのお店の数々。
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いろんなたくさんのお店が建ち並んでましたが、
今回はインテリアのお店が多かった気がします。
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昔の子ども部屋みたいなお店。
一番好きなとこでした。
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テントでお店を作ってますが、
ひとつひとつのお店の中の雰囲気がどこもすてきで、
お店独自の世界観を作り出してます。
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偶然にしか出会えない嬉しさも乗じて、アンティークに浸りながら、
満足感いっぱいの一日の終わりでした。

2012年4月16日月曜日

13日の金曜日は、一攫千金!?

フランスでは、13日の金曜日は、
普段とは違う、何かものすごいことが起こるって思われてる日。。
日本では、確か、チェーンソー握ったジェイソンが追っかけてくるとかなんとか、
それくらいしか知らなくて、気にもとめてなかったけど、
こっちではだいぶかってがちがうようです。
朝きた瞬間から、一人の社員の人が、
トイレ、シンクの水漏れだって、家からかかってきた電話で嘆いていたのを、
13日の金曜日のせいにしてた。
フランスでの水漏れは、日本でよりも、頻繁にある。
建物はどこも老朽化して、リフォームの繰り返しでがたがただから。
大きな幸せをもたらせてくれるか、
はたまた、とんでもない災難が降ってくるか。
それに乗じて、会社の部署の人たちみんなで、
ちょっとしたギャンブルをしようってことに。
みんなで賭けたのは、2ユーロでできる、一番お手軽な、LOTO
ピクチャ 21
1から49までの数字を5つ選ぶだけ。
一人5つ、数字を思い浮かべて、11人で出し合った数字をごちゃ混ぜにしました。
宝くじくらいしか、知らないし、
ギャンブルって、当たらないって思っちゃうから、ぜんぜんしたことがないけど、
こうやってちょっとした遊びでみんなでやるのは面白い!
大金が当たったら、どうする?って話で盛り上がって、
面白かったのは、部長さん。
二十歳になる、部屋を片付けられない息子さんのために、
マンションとお手伝いさんをプレゼントしたいって。
私と席の近い、部長さん含め3人の社員さんとも息子さんがいるママン。
子どもの話になると、笑いがとまりません!
当たったら、みんなでご飯食べに行きたいねって
ちょっとした楽しみになりました!

2012年4月12日木曜日

ファッションフォトグラファー、ヘルムート・ニュートン 回顧展!!

アートフェアをしていた、同じ建物の、グランパレでは、もう一つ、
とても楽しみにしていた展示が、始まってます!!

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ファッションフォトグラファーの、ヘルムート・ニュートンの回顧展です!!
ヘルムート・ニュートンは、
60−70年代に世界中のファッション紙で大活躍した写真家。
70年代以降、
彼はファッション写真の枠を超えるようなセクシーでエロティシズムを追求して、
よりアーティスティックな写真を撮るようになります。

私は大学生のときに友だちがドイツで買ってきた写真集『A Gun for Hire』で出会って
かっこいい!あんな写真撮りたいって興奮して、
友だちと一緒にゼミで作っていた雑誌のグラビア写真の元ネタにもなってます。
その後、2006年のギャルソンのディレクションによる伊勢丹での展示では、
かっこいいってだけじゃなくて、そこにはユーモアもあったり、そして暴力的な
彼の写真を見て、ただただ、その迫力に圧倒され、衝撃を受けました。

今回の回顧展は、グランパレの、駅から一番遠い入り口の会場で行われてました。
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初めてのところで、勝手が少し分からなかったのですが、
とにかく階段を上がってくと、まずショップがありました。
それから、展示につながってます。
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土曜日ということもあり、人はわんさか、
朝一なのにまだ並んで待ってる人たちもたくさん。
時間指定の前売り券を買ったのは正解でした。

期待してたとおりのかっこいい写真たちが並び、
始めのセクションから、来てよかったーって思いました!!
Fashion,-Nova,-Paris-1973
Nova, Paris, 1973 © Helmut Newton Estate

大きくテーマ別に、モード、ヌード、ポートレート、性、ユーモアと別れて展示され、
世界中のヴォーグをはじめ、雑誌に掲載されたファッションフォトが並びます。
Sie-kommen,-French-Vogue,-Paris-1981
Sie Kommen (Elles arrivent), Vogue France, Paris, 1981 © Helmut Newton Estate

一番奥の方には、ポートレート。
カールラガーフェルドの若い頃にびっくり!サングラスはそのまま、
トレードマークの白髪が黒い!!
そのすぐとなりに、晩年のダリ。管の通った顔でも、ダリはダリでした。

そして、映像コーナーは、必見です!
ヘルムートのインタビューと、撮影の様子がうかがえます。
興味深くて、とても面白かったです。
人を寄せ付けない怖い人なのかと思っていたら、
とても気さくな感じのする楽しいおっちゃん、という雰囲気で、
写真も見る目が変わりました。
British-Vogue,-Londres,-1967
British Vogue, Londres, 1967 © Helmut Newton Estate

写真を撮ってるっていうよりは、映画を撮ってる気分で、
というのがよくわかる、声や音の聞こえてくる写真たち。
今の若い写真家に多くの影響を与えたであろう彼の回顧展は6月17日まで。

http://www.grandpalais.fr/fr/Accueil/p-93-Accueil.htm

ぜひぜひ、オススメです!!!

2012年4月7日土曜日

パリ アート フェアをぶらり、エルメスのショーウィンドウもちらり

先日、東京でも、アートフェア東京が、催されていたみたいですが、
パリでも同じ時期に、パリ アートフェアが、グランパレでやっていて、
少し覗いてきました!

シャンゼリゼ駅を出てすぐのとこにある、グランパレ。
いくつもの企画展が一度に開催されてるので、アートフェアの入り口探しから。
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アートフェアは、たくさんのギャラリーが集まって、
所属してる作家さんたちの作品を紹介してる、
今のアートの流れが垣間見れる、楽しいイベントでした。
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パリだけではなく、フランス全国、ヨーロッパや、中国、日本からも
全部で16カ国から120のギャラリーが参加してました。
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こんなふうに、もちろんその場で交渉して作品を買うことができますが、
私にはそんなことはできません。
美術館の展示と違って、わいわい、がやがやしてるので、
好きな作品見つけたら、ギャラリーの人にお話を聞いたりして、楽しんでました。

一通り見て歩いてたら、
今、会社のお隣のエルメスのブティックのショーウィンドーで展示されてる
Manuel MARIDAの作品も見つけましたー!
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ギャラリーのおねえさんと一緒に。
エルメスのブティックでは、
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カラーごとにスペースが分かれてて、とてもステキなので、
こちらもぜひ見に行ってみてください!!

大きな彫刻作品から、写真もあったり。
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この作品、こわくてずっとは見てられなかった。
積み木で遊びすぎて、自分も積み木になってしまってく子ども。 
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ついこの間の、ヴェネチアビエンナーレで出会った作品にまた会ったり。
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工場の廃材を使った、A.M.Cの作品。
ちっちゃい部品が、生きてるみたいで、ちょこちょこ動きそう!
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それから、フランスのアート雑誌、Beaux Arts や、L'oeil などなどの、
アート雑誌のブースもありました!

会場もすてきだし。
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アートフェア東京は、どうでしたか??

すぐ近くなので、お仕事の帰りに行ったのですが、
あんまりなところはさっとすぎて、
面白そうなとこだけつまみ食いしてお話し聞いただけでも、楽しかったです!

でも、やっぱりいつかは、アートフェアで
気に入ったアートを買えるような大人になりたいなぁと思いました!

パリでは、パリアートフェアの他にも、
グランパレに世界中のギャラリーが集まるイベント、FIACもあります。
2012年は、10月18-20日までです。
こちらもぜひ。