アートフェアをしていた、同じ建物の、グランパレでは、もう一つ、
とても楽しみにしていた展示が、始まってます!!
ファッションフォトグラファーの、ヘルムート・ニュートンの回顧展です!!
ヘルムート・ニュートンは、
60−70年代に世界中のファッション紙で大活躍した写真家。
70年代以降、
彼はファッション写真の枠を超えるようなセクシーでエロティシズムを追求して、
よりアーティスティックな写真を撮るようになります。
私は大学生のときに友だちがドイツで買ってきた写真集『A Gun for Hire』で出会って
かっこいい!あんな写真撮りたいって興奮して、
友だちと一緒にゼミで作っていた雑誌のグラビア写真の元ネタにもなってます。
その後、2006年のギャルソンのディレクションによる伊勢丹での展示では、
かっこいいってだけじゃなくて、そこにはユーモアもあったり、そして暴力的な
彼の写真を見て、ただただ、その迫力に圧倒され、衝撃を受けました。
今回の回顧展は、グランパレの、駅から一番遠い入り口の会場で行われてました。
初めてのところで、勝手が少し分からなかったのですが、
とにかく階段を上がってくと、まずショップがありました。
それから、展示につながってます。
土曜日ということもあり、人はわんさか、
朝一なのにまだ並んで待ってる人たちもたくさん。
時間指定の前売り券を買ったのは正解でした。
期待してたとおりのかっこいい写真たちが並び、
始めのセクションから、来てよかったーって思いました!!
Nova, Paris, 1973 © Helmut Newton Estate
大きくテーマ別に、モード、ヌード、ポートレート、性、ユーモアと別れて展示され、
世界中のヴォーグをはじめ、雑誌に掲載されたファッションフォトが並びます。
Sie Kommen (Elles arrivent), Vogue France, Paris, 1981 © Helmut Newton Estate
一番奥の方には、ポートレート。
カールラガーフェルドの若い頃にびっくり!サングラスはそのまま、
トレードマークの白髪が黒い!!
そのすぐとなりに、晩年のダリ。管の通った顔でも、ダリはダリでした。
そして、映像コーナーは、必見です!
ヘルムートのインタビューと、撮影の様子がうかがえます。
興味深くて、とても面白かったです。
人を寄せ付けない怖い人なのかと思っていたら、
とても気さくな感じのする楽しいおっちゃん、という雰囲気で、
写真も見る目が変わりました。
British Vogue, Londres, 1967 © Helmut Newton Estate
写真を撮ってるっていうよりは、映画を撮ってる気分で、
というのがよくわかる、声や音の聞こえてくる写真たち。
今の若い写真家に多くの影響を与えたであろう彼の回顧展は6月17日まで。
http://www.grandpalais.fr/fr/Accueil/p-93-Accueil.htm
ぜひぜひ、オススメです!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿