2012年11月29日木曜日

小鳥の気分で森に帰ろう、なカフェ。La Chambre Aux Oiseaux


店内の写真を見てから、そのかわいさに惹かれ、ずっと行きたかったカフェ。La Chambre Aux Oiseaux。最近の私の興味は、小鳥なので、このカフェの名前、’’鳥たちの部屋’’は、まさにぴったり!!気になって仕方ありませんでした。
場所は、サン・マルタン運河のすぐそこ。にぎやかな通りから少し入ったところに佇んでました。
P9221693
形も色も違うイスがたくさんなのに、店内はレトロな感じの、森の中のようなトーンで統一されているから、落ち着いた雰囲気。鳥がいっぱいいるっていうのではなく、自分たちが鳥になって、森にある自然のカラフルな部屋に帰ってきたっていう感じかなぁ。
P9221692
入り口すぐのところは、大きいテーブルとソファがあるので、少し多い人数でも大丈夫。
P9221687
レモネードとチーズケーキをいただきました。家庭的なやさしい味。もう一つくらい食べたかった
。マグカップはやっぱり小鳥たち。
P9221690
今日のデザートが書かれているメニューは、額に入っててかわいい。
P9221695
P9221694
パリの街中にあるたくさんのカフェは、テラス席が人気で、となりの人がすぐ近くでぎゅうぎゅう詰めにされながらも、お酒を飲んだり、食べたり、おしゃべりしたりってのを楽しんでたりするけど、ここはちょっと違う。こういったお店の中がゆったりしてて、がやがやしてないカフェは貴重。せせこましい雰囲気も、もちろん楽しいときもあるけど、げんなりすることも多いから。
P9221699
お昼にはランチセットもあったりするので、今度はもう少し早く行かないと。外から見えるガラスに今日のメニューが書かれてました。
閉店近くに行ってしまって、最後のお客さんになってしまった。
P9221698
La Chambre Aux Oiseaux
火曜日から日曜日 10:00~18:00
48, RUE BICHAT PARIS 10e
ふらっと立ち寄れる、気軽なとこ。

2012年11月15日木曜日

長い時間おしゃべりしたいときは、パリで一番のモスクでミント・ティー。ー LA MOSQUEE DE PARIS  ー

パリの国立自然史博物館のある、緑いっぱいの森の中にいるようなパリ植物園の出口を出るとすぐに、アラブな雰囲気が広がっています。
PA280849
パリで一番大きな緑の屋根の真っ白なかわいいモスク、LA MOSQUEE DE PARIS。いつもフランス語の書類を手伝ってくれる、作家の友だちが連れてってくれました。
中に入ると、
そこはパリとは思えないような、カラフルでとってもかわいい店内。
PA280866
PA280853
部屋ごとに、壁紙や照明が違っていたり、ソファも天井も全部すてきなものばかり。週末だったので、人がいっぱいでしたが、相席も気にならない楽しい雰囲気。むしろごちゃごちゃな感じが楽しかったです。
PA280854
座っているとすぐに、甘いミント・ティーをたくさんもってギャルソンたちがやってきます。彼らから、その場で一杯ずつ買いました。
小腹が空いたら、甘いお菓子を入り口で自分で買いに行きます。
PA280875
甘いお茶に、甘いお菓子。ちょっとコーヒーが飲みたくなってしまう。
PA280863
PA280871
PA280872
一歩行くごとに、雰囲気が変わっていき、絵本の中を歩いているような感じがしてきます。星形のランプ、ほしい!!
それに、サウナもあるんです!!
PA280850
HAMMANって書いてあるところが、サウナの場所。この場所は入り口すぐにあるのですが、ここの天井はぜひ見てほしいです!!
PA280877
私は行ったことがないのですが、一緒に来ていた友だちは、すごくすてきなところだと言ってました。スタッフの女性がいて、マッサージもしてくれるみたいです。曜日によって、女性、男性と入れる日が決まってるようで、その日は男性の日だったので、中を見ることができませんでした。この絵のような感じなんだろうなって思います。
今回はカフェしか体験してないけど、タジン鍋がおいしいみたいなので、今度はご飯も食べに来たいです。あと、サウナもいつか行ってみたい!

2012年11月12日月曜日

大駱駝艦がパリで、世界で初めて劇場での金粉ショー!!

最近は嬉しいことに、パリで舞踏の公演が毎週のようにありますが、去年に続いて今年も大駱駝艦パリ日本文化会館にやってきました!!
去年のパリ公演前回の記事)、「おままごと」と「灰の人」が大好評で、フランス人の舞踏を初めて観たという友だちも、大絶賛してました。今回は日本文化会館の15周年をお祝いした、特別の公演。世界中で初めて劇場での、金粉ショー。金粉ショーいうのは、白塗り舞踏以前のもので、資金集めのためにキャバレーで行われていた、当時の若いダンサーたちのイニシエーションでもありました。もちろん、全身金粉で塗られて、キラキラです。キャバレーの閉鎖とともに、公演される場所もほとんどなくなっていき、今では名古屋の大須で毎年行われてる、大道町人祭で披露されるのみ。今回のは当時のようなのもではなく、舞踏の振り付けを加えた、舞踏仕立ての金粉ショー。そして公演の最後には大駱駝艦を率いる麿赤兒のトークショーもありました!!
PA190713
大筋のストーリーは、麿赤兒演じる女子高生と女の子の親友と、男子学生との三角関係。男の子の熱心に見ていたモネの画集に春画が混ざっていて、びっくりしちゃうという展開。そこに、回想シーンのように、きんきらきんに塗られたダンサーたちが登場してきます。
PA190712
麿赤兒は、ストーリーには昔の自分の経験を織り交ぜた物語を、そして女子高生を演じたのは、なってみたかったからだと語ってました。そして、金粉ショーには制約があって、物足りないという感じもする。白塗りのほうが広がりがあって、面白い。だから、お客さんに金粉ショーのが、面白いと思われたら困るんだけど、ということも話していました。また、当時金粉ショーをして、各地のキャバレーをまわっていたときの楽しいエピソードや、そのときに学んだこととして、いかにお客さんを飽きさせない方法などをあげていました。金粉ショーだけではなく、この面白いトークショーでも、舞踏、大駱駝艦そして麿赤兒ファンがかなり増えたと思います!
PA190697
パンフレットみたときは、金粉ショーって私は全く初めてのものだったので、何だか豪華だけど、いつもよりもっとへんてこで、フランスの人たちにどう映るんだろうって、少し心配もしてました。でも、思ってたより、ずっとずっとかっこよくて、体を乗り出して観てしまってました!!始めは赤い柱だったものが、正面に動かされて屏風になって、そうかと思えば、天井から大きな春画がどでんとでてきたり、しかけもさることながら、おどりは息つく暇も与えないほどで、めまぐるしい展開は、終わったときにすがすがしい爽快感がありました!
PA190714
白塗りで着物姿の麿赤兒は、立っても座っても、ほんとにかっこいい!!日本的な不思議な魅力で、フランス人からも人気が高いのが分かります。世界中で舞踏公演をもっともっとしてほしいです!来年も楽しみです。