2013年1月28日月曜日

パリの中心地に、期間限定のスケートリンクが出現!

毎年行われてる、パリ市庁舎の前の広場のスケートリンクを見つけました!
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もう、すっかり日が暮れている時間なのに、たくさんの人たちがスケートを楽しんでいました!!市庁舎もライトアップされていて、すごくステキになってます!!
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寒くても、天気のいい日だったので、とっても楽しそう!!屋外ってのもいいですね。
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スケート靴を持っていれば、無料で入れます。持ってない人たちは、奥の建物の中で、5ユーロでスケート靴を借りれます。手袋は忘れずに!
3月17日までです!!
月曜日から金曜日は、12時〜22時
土曜日、日曜日は、朝9時〜22時
でもやっぱり、日が暮れてからの時間がおすすめ!
Acces gratuit Patinoire de l'Hotel de Ville. 
Place de l'Hotel de Ville 75004 Paris 
M° Hotel de Ville (lignes 1 et 11)


大きな地図で見る
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スケートリンクのすぐそばのメリーゴーランドでは、ちびっこたちもおおはしゃぎ。

2013年1月26日土曜日

チンピラの感性! ミハラヤスヒロ パリメンズコレクション 13-14AW

パレ・ロワイヤル広場を囲むように通っているヴァロワ通りで行われた、MIHARAYASUHIROのショー。 
コレクションのテーマは、チンピラ!
チンピラって言葉も久しぶりに聞いた気がするけど、彼らは、ただの不良少年ってだけではない。一人前のヤクザにもなれないし、世間からは煙たがれる存在だけど、こだわりのある独特のスタイルを持ってる。それは、刺繍の入ったスカジャンや、派手なアロハシャツ、ゴールドのネックレスなど。そういった、周りの人たちを威圧させるような悪趣味にもとれる派手で奇妙な格好のなかに、MIHARAYASUHIROは繊細な美意識を感じ取って、今回の作品に。
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後ろにどくろの刺繍のあるブルゾンや、まるで腕に入れ墨をしてるかのようなジャケット。近寄りがたい人が、どんどん近づいてくる!
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それから、今年の干支でもあるヘビの柄が、西陣織で表現されてて、圧巻。お寺の仏像のような、輝き。きらきらという明るい光ではなく、少しにぶくて力強い。

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取り外せる衿元の面白いアウターも。
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ショーを盛り上げるのは、東京打撃団の人たちによる演奏。国内外で活躍する、和太鼓のグループ。
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明るくて華やかな表舞台ではなく、全体的に黒が多く少し寂しい感じで、裏社会に生きるチンピラたちの理解されがたいファッションに対するこだわりが力強く表現されてました。
  

2013年1月24日木曜日

大きなフェルトの帽子がちょこん ジョン・ガリアーノ 13-14AW

John Galliano Homme のショーも、パレ・ド・トーキョーの特設会場で行われました。前回のコレクションのテーマ、シュルレアリスムに続いて、今回のコレクションは、ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイスから着想を得たもの。彼は、前衛芸術活動をするフルクサスのメンバーだったり、ゲルハルト・リヒターも通っていた講座を開いていたりする人。
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ヨーゼフ・ボイス、と言われて、一番古い記憶は、2006年の金沢21世紀美術館で出会った作品。それからつい最近では、去年ベルリンに行ったときに出会った、

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これら、フェルトの作品。
それに、パフォーマンスするときかぶる帽子が、彼のトレード・マークになってる。
そういったところから、インスピレーションを得てる今回のコレクション。


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John Gallianoではお馴染みの、Stephan Jonesによる、頭にかぶるというよりは、のっけてるフェルトの大きな帽子が目につきました。それに加えて、首周りはすごく大きいシャツに、ぷっくりしたコートだから、少年っぽいあどけなさみたいなのが残ってて。
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シャツの襟が片方すごく長くなってるのも、急いでて出ちゃったっていう感じ。

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壁に映る、大きな帽子と大人のコートを着せられてしまったかのような男の子みたいなシルエットに魅せられていたら、すでに最初のモデルは目の前を通り過ぎていてしまってた。

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ガリアーノ自身のときの、メイクバリバリの睨め付ける目力、ギランギランの派手派手で、雑誌の中でここだけ浮いてるってくらいに、押し寄せてくるような迫力、威圧感もあったコレクション(1,2,3,4)がなんか懐かしくなってしまうような、今回のはちょっとはにかんだような優しすぎる顔つきのモデルさんたちでした。
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ヨーゼフ・ボイスに興味がわいてきた!

2013年1月22日火曜日

自慢のヒゲが集う街の夕暮れ時 ヨウジヤマモト パリコレメンズ 13-14AW

毎回、とても楽しみにしてる、Yohji Yamamoto のショー!!(去年のショーの記事
会場は今回も、マレ地区のポンピドゥー・センターのすぐ近くに位置する、Yohji Yamamotoのパリのショウルームで行われたショーは、中央のランウェイで繰り広げられる、Yohjiのファンタジーワールドを横から覗いてみてしまったという感じでした。
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ある街(スコットランドの近くだと思う)のムッシューたちは、それぞれにご自慢の少し変わったヒゲをたくわえている。一番賑わう通りでは、仕事着姿の男たちが、忙しそうに、だけど楽しそうに次々に行き交ってる様子。
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たぶん、彼らは、
「今日のあご髭調子はどう?」とか
「お髭んいかが?」
って。
例えば、バーテンダーだったり、
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怪しい社長さんだったり、
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ビスをボタンにしてたくさん付けてる修理屋、
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顔からしてまさに詐欺師だったり、
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スーツの上からエプロンしてるお肉屋さんや、
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胡散臭い刑事とかがいて、
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そこは、モデルさんたちが、ただ着せられて歩いて帰るっていうんじゃなくて、すれ違うときには、丁寧に帽子をとって挨拶してたり、アイコンタクトとってたりするのが、どこかの街の通りの風景を切り取ってるみたいなのが、とても楽しかった!!
 
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そうそう、Yohji Yamamotoといえば、最近図書館でこれ見つけて借りてきました。2011年にVictoria and Albert Museum で行われた展覧会の図録です。 写真でもすっごくかっこいいんですが、展示されてるのも見てみたかったなぁと、どこかでまたやってくれないかなと思います。
それに、 TASCHENでも新しい本が発売されましたね!
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これも気になります!
 

2013年1月20日日曜日

現実世界に飛び出した、架空の軍隊 Mugler パリメンズコレクション 13-14AW

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Muglerのショーは、ゲームの中にいるような感じがしました。ショー会場の作りもそう。真っ白の四角くくり抜かれた壁は、宇宙船とか、基地みたいだし、そこから出てくるモデルさんたちも、戦闘に向かう気迫があった。
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それはもちろん服にも現れていて、防弾チョッキや、3枚目の写真の胸についてる大きな記章は、MUGL-AIR(コンセプトより)という軍隊の、軍服みたい。目がチカチカするほどの蛍光色の三角のおかげで、リアルな軍隊の戦闘の、血なまぐさいものじゃなくて、ゲームの中みたいな、あくまでバーチャルに感じる。
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VOGUEのサイトには写真が出ていなかったのですが、style.comでどうぞ。
http://www.style.com/fashionshows/review/F2013MEN-TMUGLER

2013年1月19日土曜日

エレガントにロッカーズ! 3.1 Phillip Lim パリメンズコレクション2013-14AW

パリメンズコレクション  2013-14秋冬始まりましたね!!ファッションウィークは、それだけでそわそわしてしまいますね。ショーを見ることができたメンズコレクションの様子を連投すると思いますので、気軽におつきあいください!!
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まずは、3.1 Phillip Lim!!
会場は、パレ・ド・トーキョーの中。地下の展示室に、庭に面して細長くショー会場が設けられてました。 
今回のコレクションは、カフェレーサー(黒の革ジャンを来て、リーゼントのロッカーズたちが、オートバイをかっこ良く改造して自慢するためにカフェに集まってしてたレース)からインスピレーションを得たもの。とは言っても、あのごつごつの革ジャンにピンバッチ、大勢の仲間と集まっての熱い感じ、というものではなくて、どこにでも行けてしまいそうなオートバイで自分の好きなように自由に旅するというような、タイトル『SONOMAMA(日本語の’’そのまま’’)』が示してるように、「我が道を行く」という精神性を表した感じがしました。
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ニットの編み目が型押しされてる革のトップス。
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真っ白なボーダーが目をひく革ジャン。
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ランウェイを覆う、ピンクのライトは、ジュークボックス中みたい。
 
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それに、最後のほうは、モッズと対立するような様子はなくて、むしろそれを彷彿させるようなピンストライプのシックなスーツも登場。あくまで、決めつけすぎず、のめりこみすぎず、かっこ良くみきめすぎないで、どこか、ゆるい感じの残ってる、自分のあるがままで。
 
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写真が、横側ばかりですみません。
もっと見たい方はぜひ、こちらで!!
http://www.vogue.co.jp/collection/brand/31-Phillip-Lim/13aw-mens