2013年5月31日金曜日

文楽に影響を受けた、オランダのマリオネットグループ Ulrike Quade Company「Antigone」

先週パリでは、マリオネット・ビエンナーレが行われてました。ヨーロッパを中心とした各国から、マリオネットのグループがたくさん集まって、毎日数回の公演がパリのいくつかの劇場でありました。私は、4年前にたまたまフリーペーパーで知って見に行ったのがとても面白くて、このビエンナーレは楽しみにしてました。日本のマリオネット、といえば、人形浄瑠璃、文楽ですが、今回のビエンナーレのプログラムを見てみると、なんと去年文楽を学んできたというオランダのアーティストが率いるグループの公演があって、すごく興味を惹かれて観に行ってきました!
2001年にアムステルダムでマリオネットの劇団、Ulrike Quade Companyを立ち上げたUlrike Quade は、去年2012年1月に日本へやってきて、文楽、それに能や歌舞伎も学び、文楽の人形を使った作品を作ろうと決意。(彼女が大阪へ文楽を観に行ったとき、寝てしまってるお客さんがたくさんいたことに、とっても驚いていました!)舞台で使う人形も、日本の人形師、渡辺かずのり氏が担当していて、日本の人形が、着物ではなく、洋服を着ていて、髪の毛も金色や茶色というのは新鮮でした。
そして、日本が大好きなUlrikeは、なんと20年くらい前にはすでに日本に数ヶ月間滞在して、百鬼どんどろを創設した、故 岡本芳一さんに師事してました!人形遣いが一言もしゃべらないで人形の世界には絶対に入らない文楽とは違い、Ulrikeの舞台では、人形と語ったり、一緒にダンスしたり、同じ世界にいるように演じているのは、岡本さんの表現の仕方に影響を受けていると思いました。
 
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イスメーネー「Antigone」http://www.ulrikequade.nl
今回の舞台は、政治情勢が安定しない現在のオランダで、その状況をしっかりと見据えて、"人としてどう振舞うべきか?"を問うために、ギリシア神話の「Antigone(アンティゴネー)」を題材にしてます。
登場するのは、テーバイ王オイディプスの子、ポリュネイケス、アンティゴネー、イスメーネーの三人。ポリュネイケスは国から追放され、もう一人の兄弟エテオクレースと相討ちとなって死んでしまうのです。ポリュネイケスを葬ることを国の法律で禁じられたのに、アンティゴネーは自分の信念に従って、彼に砂をかけ弔い、そのことで捕まり、獄中で自害するという悲劇の物語!
私自身は、去年、大阪市の助成金の問題で話題になってから文楽が気になって少し調べたりしていた程度で、文楽劇場まで足を運んだこともないし、ほとんど知らないのですが、文楽では、人形たちの舞台と操る人立つ場所が分けられてることが多いと思います。だけど、Ulrikeの劇は、その人形のための舞台を取っ払って、人形と人との境界をなくし、前後の奥行きの動きを加え、さらにはジャンプして宙を舞ったりして、地からも自由になり、よりダイナミックで迫力あって、どきどきさせてくれる作品で、とっても面白かったです。
(ギリシア神話を元にしてるとは言っても、舞台は現代なので)森の中でカンフーしたり、銃を撃ち合うシーンで、操ってる人が1人ずつ倒れて、それと同時に操っていた部位が外れていくのが衝撃的だった、ポリュネイケス、牢獄に閉じ込められるシーンで操る三人でひっぱりながらも、同時に抵抗してる様子を表現していて、本当に4人いるように感じたアンティゴネー、1人寂しく残され最後もう一度登場して、この悲劇を痛み、タバコを吹かしながらちょっとしたユーモアを交えて語り、観客を虜にしていたイスメーネー、三人とも本当に魅力的でした!
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アンティゴネー「Antigone」http://www.ulrikequade.nl
後日、直接会ってお話することができたので、日本や文楽について聞いてみました。
「表情豊かに優雅に舞う日本の文楽に魅せられた」と語っていた、Ulrike。「日本の文楽とヨーロッパのマリオネットの一番大きな違いは、ヨーロッパのほうは "話すこと" がメインで、口が動き、1人で操ることが多い。もちろん数人で操ることもあるけど、日本の文楽は三人で1つの人形を操り、そして踊るように動くところが素晴らしい。それに、歴史が古く、基盤がしっかりとできていて、バックグラウンドもとても興味深い」と語ってくれました。
知らないところで、こうやって外国の人たちが日本の伝統芸能を広めていってくれていたことにはとっても驚いたけど、日本人よりも文楽に詳しく、そして興味を持って研究して、日本人じゃ考えもしなかった方法で新しい作品を作り、世界で発表しているUlrikeとその作品たちに出会えて、本当にうれしかったです。日本にいた頃はほとんど興味なかったのに、こうやって外国の人たちから文楽のことを教わったのは、少し変な感じがするけど、もっともっと文楽観てみたくなりました!
Ulrikeのマリオネットカンパニーでは、文楽の作品だけではなくて、人形や着ぐるみ、マスクを使った、様々な作品を作っています。積極的にいろんな人たちとコラボしたり、世界のマリオネットの権威ある賞を受賞していたり、他の作品もかなり面白そうで、もっともっと観たくなりました!来年までにすでに二つも新しい作品の準備をしているみたいなので、また会えるのをすごく楽しみにしてます!!
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マリオネット・ビエンナーレの劇場に展示されていたインスタレーション

2013年5月24日金曜日

たまには真夜中に博物館めぐり。美術館や博物館が一日だけ無料になるイベント、La nuit des musees

ブログでも何回か紹介してますが、今年もLa nuit des musees に参加してきました!!La nuit des musees とは、年に一回、夜の間、すべての美術館や博物館が無料になるイベントです。パリだけではなく、ヨーロッパ全土で行われてます。前回の様子は、こちらhttp://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/5525295.html去年は、行きたいと思っていた企画展に数十分〜数時間くらいがんばって並んででも入ったのですが、これまでの経験をふまえ、今年は少し方針を変えました。
人気の美術館は、数時間でも待つのが当たり前ですが、今回は時間を無駄にしたくなかったので、
”ずっと気になってたけど、なかなか行く機会がなかったところ、無料の日じゃないと行かなさそうなところ”、つまり、並んでる人があまりいないだろうと思うところにしぼって探しました。
”行く機会がなかった、無料じゃないと行かなそう”なところなだけに、実はそこまで期待はしていなかったのですが、どこも大正解!並ばずにすんなり入れた上に、思ってたよりもずっと面白かったです。
まずは、パリ植物園内にある、国立自然史博物館の一部、Grande Galerie de l'evolution(進化大陳列館)。前にブログでも紹介した、パリにある一番大きなモスクのすぐ目の前です。無料になるのは19時からだったので、時間に合わせて行きました。並ばなくても入れたとは言っても、博物館の中はもう人でいっぱい。特に家族連れが目立ちました。
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入り口を入るとすぐ、そこは海の世界が広がっていました。海にもぐってるように、たくさんの魚たちと同じ目線で歩くことができるのは楽しいです。実際の大きさで、細部まで精密に作られている模型は、今にも動き出しそうで、少し怖い感じもします。
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洞窟の中には、海底の生き物もいて面白い。エビなのか、タコなのか、何かはよくわからないけど。
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そして、階段を上がっていくと、地上の世界。こんな風になってます。地上も海も行き来する、ペンギンやアザラシ、シロクマなどは、吹き抜け部分にいました。
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地上の世界には、原寸大の動物たちが、アフリカのサバンナみたいに大行進。ここもやっぱり子どもたちに大人気で、興奮して走り回ったり、写真撮ってたり、一生懸命語っていたり、ととっても賑やかでした。ところどころで、解説のスタッフさんたちがいて、ちょっとした逸話を話してくれたりします。イベントだからかもしれないですが、こうやって、自由にのびのびと子どもたちが楽しめる博物館ってすごくいいなって思いました。
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そして、その上の階には、生き物の起源、そして地球の歴史、そして生き物の進化の様子が展示されています。
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一番上の階から見た博物館の様子。とーっても広いです。立体的になった生き物図鑑の中に入ったようなところで、最近図鑑にはまってる私にとっては、ほんとにすごく面白かったです。
この博物館のある、パリ植物園は緑いっぱいで、お散歩するのにすごくいいし、ランニングしてる人もたくさんいます。それに、動物園や温室もあったり、一日いても飽きないです。友達が教えてくれたのですが、敷地内にある古生物館が、かなりかっこいいみたいなので、近いうちに行ってこようと思ってます。
それから、ここも行ったことがない、ルクセンブルク美術館へ行こうと思ったのですが、すでにかなりの人が並んでいて、数時間待ちになりそうだったので諦めて、Musee des Arts et Metiers(パリ工芸博物館)に変更。もともと教会と修道院だったところを改装して博物館にしたところ。場所はその名もArts et Metiersというメトロの駅があります。
この博物館には、有名なフーコーの振り子が展示されてました。
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展示内容は、1700年代から現代までの、乗り物、通信機器、エネルギー、建築などなどです。ここもかなーり広いです。
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昔の乗り物は、ほんとにかっこいい!!アンティーク好きな人たちにおすすめのところです!これなんかは、ジブリの「魔女の宅急便」のトンボが作って乗ってそう!!
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通信のエリアが一番好きでした!
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昔のものって何でこんなにかわいいんだろうって思います。
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静電気の実験で髪の毛が立ってる、ハリー・ポッターみたいな、おしゃれな男の子。

今回は、真夜中の美術館めぐりではなく、博物館めぐりになってしまったのですが、ずっと気になっていたところにやっと行けたし、大満足な一日でした!!眠くても、閉館までねばって最後までみてきました。

植物園にあるほかの博物館や温室などまだまだ行きたいところはたくさんあるし、無料じゃないと、と侮っていましたが、お金払ってでももう一度行きたいところばかりです!パリに来るのは2度目で、すでにベタな観光スポットを制覇してて、ちょっと変わったところを探してる人たちにオススメです!!

来年はどこに行こうかな。

2013年5月21日火曜日

リカルド・ティッシが衣裳を手がけた、パリオペラ座のバレエ BOLÉRO 

最近、特に4、5月の私のパリでの生活といえば、ストレスで買物症候群になった人みたいに、ダンスや舞踏、演劇を週に1,2公演というハイペースで観ています。全く知らない人たちでも手当たり次第に探してたりするので、全然面白くない、興味ないのにも出会ってしまうことも。でも、そのほとんどが10€-20€程度なので、つまらないものを観るというのも経験なので、よしとして、今回はハズレだったな、とかって、生意気にも評して次回に期待してみたり。貧乏アート好きがこんな風に一喜一憂して楽しめるのも、フランスの素敵なところかなと思ってます。
席の質よりもたくさん観たいので、かなり前に15€という安い席を取ったのですが、そのこともすっかり忘れかけていた先週、オペラ座でのダンスの公演を観に行ってきました!
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photo VOGUE JAPAN /Agathe Poupeney - Opéra national de Paris / Inez & Vinoodh
10-20分の短い演目の、それぞれ振付家も違う4部構成だったのですが、最後の、Sidi Larbi Cherkaouiの振り付けによる、「Borélo」 がとてもよかった!!ダンサーたちが舞台に現れてからすぐ、会場全体も一瞬で惹き込まれてしまっていたし、劇場の脇にある個室になってる席の一番後ろだったので私も思わず立ち上がって身を乗り出して観ていました。それに加えて、当日もらったリーフレットで初めて知ったのですが、衣裳を担当してるのが、なんと、ジバンシィのクリエイティブ・ディレクター、リカルド・ティッシ!観に行ったその日、VOGUEのサイトでも、記事が載っていました。それに、舞台美術を担当したのが、ユーゴスラビア出身のパフォーマンスアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチ。
なんとも豪華な組み合わせ!!

Sidi Larbi と、マリーナの作品に関するインタビューが見れます。
ボリュームのある真っ黒のマントに身を包んだダンサーたちが、足踏みして登場。
有名な何度も聞いたことある、モーリス・ラヴェル作曲のバレエ音楽ボレロ。
舞台には、水滴が落ちて広がる、大きさの違う波紋のような渦が映し出されて、薄っすらと透けてる水面のよう。ダンサーたちは、それにつられるように、ぐるぐるまわりながら、気づかないうちに次々とマントを脱いでしまってた。そして、舞台の奥には、舞台全体を覆ってしまうくらいの大きさの鏡が斜めに設置され、そこにはダンサーたちと波紋が反射して映るから、限りなく向こうまで続くような、深くてブラックホールのような空間が広がってる。
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photo VOGUE JAPAN /Agathe Poupeney - Opéra national de Paris / Inez & Vinoodh
ダンサーたちは、マントを脱ぐと、ほとんど肌が透ける素材に、骨格の模様が刺繍されているぴったりとした衣裳に、同じ素材の十分に裾に広がっていて、しかも薄くてほとんど見えないくらいのスカートを纏っていました。背景が暗いので、カメラのシャッターを長押ししたときのように、スカートによって足の動きの軌跡が目に見えるから、それがすごく面白い!!
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photo VOGUE JAPAN /Agathe Poupeney - Opéra national de Paris / Inez & Vinoodh
 そうするとまたいつの間にか、スカートも取り外してて、完全なスケルトンに。
直線の行き来の動きはほとんどなく、くるくる小さな円を描きながら、全体でも大きな渦を巻き、鏡に映る姿も合わさって、柄が少しずつ変化していく万華鏡のようでした。
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オペラ座という、一歩入れば日常とは区切られた異空間で、この繊細で優雅な衣装、そしてオペラ座のダンサーたちの技術の高さ、すべてが完璧で、たった20分という短い時間だったのに、ここ最近溜め込んでた鬱憤も吹き飛んでしまうくらいに、すっかり魅了されてしまいました!
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もう、Boréloの文字を見るだけで、頭の中で音楽が流れ、踊るダンサーたちが巡っていて、まだ数日は続きそうー
かつて、恵比寿の東京都写真美術館の2005年の企画展「ローザスとアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの25年」でコンテンポラリーダンスに初めて出会い、ローザスとアンヌに衝撃を受けてから、ダンスや舞踏へ興味がわいてきました。それ以来ずっと一番好きな振付家はアンヌだったのに、その座をいつか脅かすかもしれない。そんなドキドキさせられた、まだ37歳、若手のSidi Larbi。帰る道すがら、家に帰ってからも、ずっと反芻してたし、気になってて調べてみたら、なんとアンヌが創ったダンスの学校、P.A.R.T.S.で4年間学んでいて、それもアンヌと同じベルギー人でした。私が好きになるのも納得。今後の活躍にかなり期待です!!

2013年5月14日火曜日

今年のコカ・コーラ ライト デザインボトルはマーク・ジェイコブス!!

毎年楽しみにしてる、コカ・コーラ ライト のファッションデザイナーとのコラボ
カール・ラガーフェルド、ジャン=ポール・ゴルチエに続いて、今年のお相手は、映画「DISCONNECT」に俳優としてデビューしたことで話題になっていた、マーク・ジェイコブス!!自身のブランド、MARC JACOBSルイ・ヴィトン、大忙しの49歳!
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今年はなぜかポスターなどの広告も少なく、いつ発表されるのかな、と思ってたのですが、スーパーにすでに売られていてびっくりしました!
2013年の今年は、コカ・コーラ ライト30周年の記念の年。30周年をお祝いする、80年代、90年代、2000年代をテーマにした、マーク・ジェイコブスデザインの三種類のボトルです。
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 I'80S のデザイン。自分で人生を切り開いていく強い女性像。クラシックスタイルに蝶ネクタイそして、ブロードウェイを思わせる、Coca-Colaの文字。
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  I'90S のデザインは、マーク・ジェイコブスのお気に入りのツバメモチーフが、ロマンチック。
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  I'00S は、マーク・ジェイコブスの2013春夏コレクションからインスピレーションを得たデザイン。ユーモアのあって、セクシーで、若さあふれるエネルギッシュな女性。
やっぱりすごくかわいくて、コーラぜんぜん飲まないのについつい全種類買ってしまいました!
本人登場の、楽しいCM!デザインともリンクしてる。
もうひとつのバージョン。どんどん脱いじゃってる。
マークのインタビューも。
去年も、ジャン=ポール・ゴルチエとコカ・コーラ ライトのコラボについての記事を書きましたが、これもかわいかったです!
ゴルチエの記事はこちらhttp://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/5905130.html 
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去年の記事には2種類しか載せてなかったのですが、後で気づいたのですが、実は3種類あったのでもう一度載せます。
毎年集めるのがとっても楽しみです!!
来年は誰がコラボするのかなー

2013年5月8日水曜日

初夏の夕暮れ時、ナポレオンが眠る場所でスペクタクル! LA NUIT DES INVALIDES

サマータイムになってから、ずいぶんと日が長くなってきて、少しずつ暖かい日も多くなってきてます。それでもまだ夜は肌寒いこの時期の夜だけ、パリの歴史建造物、アンヴァリッドでは、LA NUIT AUX INVALIDESを開催してます!
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 LA NUIT DES INVALIDES というのは、この建造物の四方に囲まれた広場を活かした、立体的で迫力ある、スペクタクル。
ヴェルサイユ宮殿も建設していることでも有名な太陽王と呼ばれるフランス国王ルイ14世の時代、領土を拡大しようとヨーロッパ各地では戦争が相次いで勃発。そのため、負傷した兵士たちを収容するために軍の病院として、1670年に建てた施設が、このアンヴァリッド廃兵院。
その後ルイ16世の時代には、フランス革命のはじまりとされるバスティーユ牢獄の襲撃の際に、この廃兵院に民衆が押し寄せ、銃を奪っていったという歴史も。
映像の内容は、様々な戦禍をくぐり抜けてきた、アンヴァリッドの歴史の物語でした
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この門をくぐると、栄光の庭、という、中央に位置する空間が広がっていて、そこでイベントは行われました。この広場には、フランスの歴代の大砲もたくさんコレクションされてました。
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始まる前の会場。ぞくぞくと人が集まってきます。夜9時半からの遅い時間にも関わらず、子どもたちがいっぱい来てました!
イベントの様子はこんな感じ。
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最先端技術を駆使した、面白い映像作品だけど、全体的にテーマパークのアトラクションのような感じがして、ちょっと子ども向けかなぁと思いました。
向こうの方に見える金ぴかの丸い建物は、ドーム教会で、ここにはナポレオン1世と、その兄弟、息子が眠っています。
2回の失脚により、イギリス領のセントヘレナ島に幽閉され亡くなったナポレオン1世は、1840年ルイ・フィリップ王によって、遺体はフランスへ帰還し、国葬が行われた後、この場所に安置されました。
ほかの場所も、今は軍事博物館として一般公開されていて、教会内のナポレオンの棺も一緒に見学できるようです。パリ観光で人気スポットなのに、実は私はまだ博物館、教会とも行ったことがありません。歴史を知ると、展示にも興味わいてきました!
最寄の駅のvarenneには、ロダン美術館もあったり、とっても閑静な地域で、お散歩に気持ちいいとこです。
アンヴァリッド廃兵院
10時〜18時(11月から3月は、17時まで)

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