サマータイムになってから、ずいぶんと日が長くなってきて、少しずつ暖かい日も多くなってきてます。それでもまだ夜は肌寒いこの時期の夜だけ、パリの歴史建造物、アンヴァリッドでは、LA NUIT AUX INVALIDESを開催してます!
LA NUIT DES INVALIDES というのは、この建造物の四方に囲まれた広場を活かした、立体的で迫力ある、スペクタクル。
ヴェルサイユ宮殿も建設していることでも有名な太陽王と呼ばれるフランス国王ルイ14世の時代、領土を拡大しようとヨーロッパ各地では戦争が相次いで勃発。そのため、負傷した兵士たちを収容するために軍の病院として、1670年に建てた施設が、このアンヴァリッド廃兵院。
その後ルイ16世の時代には、フランス革命のはじまりとされるバスティーユ牢獄の襲撃の際に、この廃兵院に民衆が押し寄せ、銃を奪っていったという歴史も。
映像の内容は、様々な戦禍をくぐり抜けてきた、アンヴァリッドの歴史の物語でした。
この門をくぐると、栄光の庭、という、中央に位置する空間が広がっていて、そこでイベントは行われました。この広場には、フランスの歴代の大砲もたくさんコレクションされてました。
始まる前の会場。ぞくぞくと人が集まってきます。夜9時半からの遅い時間にも関わらず、子どもたちがいっぱい来てました!
イベントの様子はこんな感じ。

最先端技術を駆使した、面白い映像作品だけど、全体的にテーマパークのアトラクションのような感じがして、ちょっと子ども向けかなぁと思いました。
向こうの方に見える金ぴかの丸い建物は、ドーム教会で、ここにはナポレオン1世と、その兄弟、息子が眠っています。
2回の失脚により、イギリス領のセントヘレナ島に幽閉され亡くなったナポレオン1世は、1840年ルイ・フィリップ王によって、遺体はフランスへ帰還し、国葬が行われた後、この場所に安置されました。
ほかの場所も、今は軍事博物館として一般公開されていて、教会内のナポレオンの棺も一緒に見学できるようです。パリ観光で人気スポットなのに、実は私はまだ博物館、教会とも行ったことがありません。歴史を知ると、展示にも興味わいてきました!
最寄の駅のvarenneには、ロダン美術館もあったり、とっても閑静な地域で、お散歩に気持ちいいとこです。
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