2012年5月31日木曜日

BLESSスタッフに教えてもらった、ベルリンアートめぐりの旅 2 ー80歳をお祝いするリヒターの大回顧展ー

2日目ベルリンー
アート三昧な一日。
ピクチャ 7
Foursquare でリスト作ってみました。
まずは、
 Museumsinsel(4)
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ここは、小さな島になっていて、島の中に5つの大きな美術館が
ぎゅうぎゅうづめになってるところ。
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全部見たかったけど、さすがに疲れるのと時間がなかったので、

 Neues Museum(7)だけに。

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エジプトのもの中心の博物館。
それに、内装が楽しい!!柱や壁、そして天井まで。
なかなか前に進めなかったです。
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そこから、電車に乗って。
MD72ギャラリー (2)
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駅からちょっと離れてて、分かりにくかったですが、とってもすてきな場所でした。
ここの入り口のインターフォンを鳴らせばすぐ開けてくれます。
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静かで人のいないアパートに、ぽっかり文字が浮かんでいて、
誰かの頭の中をのぞいてしまったかのよう。
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MD 72
Mehringdamm 72
10961 Berlin
そして、夜は、
新ナショナルギャラリー(3)
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BLESSのスタッフのミラからも、すごくいいから、絶対行って!と大推薦の、 
リヒターの大回顧展!!今年の2月に80歳になったお祝い。
ここでこんなにもたくさん観れるとは思ってなかったから、すごくうれしかったです!!
 
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一番右の女の子の作品は、かなり有名だけど、
私が上京して来たばかりの頃、初めて行った東京のギャラリー、
東京ワンダーサイトでのリヒター展で出会った、思い出深い作品。
この作品が、そのときの展覧会のフライヤーになっていて、
それをずーっと部屋に貼ってました。
リヒターの作品たちは、私にとっては、実家を離れての大学生活の始まり、
夢とかをいっぱい持って、これからっ!てときのいろんな思いを思い出してしまいます。
だから、この時期にまた出会えたってことは、
新しいこと始めるときが来たのかな、っていう、やる気をくれた展覧会でした!
がんばらないと。
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他にも、おすすめはされてないけど、気になって行ってみたところ。
バウハウス資料館。(5)ベルリンに来たなら、やっぱり。
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ここは、こじんまりと佇んでいて、概要という感じ。
たくさんのテキスタイルと、オスカー・シュレンマーの映像を期待して行ったのですが、
新たな大発見!というのはなく、
これなら、東京芸大でやっていた、バウハウス・デッサウ展 のが面白かったかなぁ。
でも、カフェでのランチが安いしおいしい!!
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天気もよかったし、居心地はよいとこ。
途中、ぐにゃぐにゃの面白いビルに遭遇。
シェルハウス(13)というらしいです。
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それから、MD72ギャラリーの近くにあった、
ユダヤ博物館。(6)
 
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刀で切った跡のあるような、面白い建物。
ここらへんは、高層ビルが周りにない、閑静なところなので、
グレーの鋭い近寄ったら傷つきそうなこの建物は、かなり目立ってました。
私は建築よく分からないのですが、ドイツの有名な建築家らしいです。
(友だちに教えてもらったのに忘れました。)
とても重い感じのとこかなと思ったのですが、
上の階に行くにつれて、テーマパークみたいになってて、
小さい子でも、遊びながら観て回れるような、楽しく知れる資料館になってました。
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お庭が見れるカフェも天井高くて開放感あって、のびのび。
歩き回ってすごく疲れてたので、ここで、ゆっくりしました。
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一日にここまでよくまわれたなぁと自分でもびっくりするほど、
ずーっと歩き回ってました。
まだまだ続きますーベルリン 3

2012年5月29日火曜日

BLESSスタッフに教えてもらった、ベルリンアートめぐりの旅 1

ひきつづき、ベルリンの旅 ですー
 
パリとの違いは、新しい建物、ビル街が多いところ。
そして、道路が広くて車がたくさん。
観光客が少なくて、パッと見てすぐ分かる外国人という人が本当に少ない。
たぶんパリが相当に多いんですね。
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初日は、アパートから歩いて散歩。
近くにも面白いとこがたくさんあるよって、
アパート管理のBlessスタッフのMiraに教えてもらった、
ベルリンのすてきスポットを3日分、紹介します。
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ギャラリーが集まってるこの地域、
ベルリンビエンナーレというのがちょうどあったみたいで、
会場になってるギャラリーKWを散策。
ごちゃごちゃしてて、上海のM50 ギャラリー街 (莫干山路50号)を思い出しました。
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それから、ホーフと呼ばれる、中庭がつながった、
ショップ街、ハッケシャー・ホーフ。 

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おもちゃ屋さんや、帽子屋さんなど、雰囲気がとってもかわいところでした。
 
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ツタのはった建物がたくさんあるんですが、それがとってもすてきです。
街の雰囲気に合ってます。
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こんなにかわいい壁がずらっと並んでて、ここだけ、おもちゃの世界みたいでした!
初日は、あいにくのぽつぽつ雨の中だったけど、
初めのベルリンは、とにかく何でも刺激的で、
街を歩くだけでもわくわくしてしまいました。
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夜は、ここもMiraおすすめの、BLESS SHOPからも歩いてすぐそこにある、
Schadel & Sattler。パスタやリゾット、お肉料理などなど。
やさしい家庭的なお店。
おいしかったー。
 Schadel & Sattler
Oderberger Strase 56
10435 Berlin (Prenzlauer Berg)
Telefon: 40 30 13 28
 次の日からは、美術館いっぱいまわりましたー
 ベルリンアートの旅 2へ

2012年5月26日土曜日

自分のアパートのようにくつろいでしまう、BLESS SHOP BERLIN

BLESSが、ベルリンのショップを新しくしたのが、去年の2月。
ちょうど私の3ヶ月のインターンが終わった次の日にメールがきて、
Cyril DuvalというアーティストとBLESSの、
BLESS HOME」というプロジェクトとして、
ベルリンのショップが、BLESSのコレクターのお家という形で引っ越し、
リニューアルした、ということを知りました。
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BLESSのアイテムを選んでデコレーションしたアパートに住んで、
その様子をショップとして見せるというもの。
二ヶ月後、彼がNYに帰った後もBLESSスタッフが住みながら管理して、
プロジェクトは進行。
アポイントを取ればいつでも行けるショップでもあったり、
イベントに参加したりできる、くつろげる場所でもあります。
そんな、すてきなアパートに招待していただいて、2泊してきました。
初めてのベルリンの旅です。
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 インターンをしていた間も、BLESSのアイテムに毎日囲まれて過ごしてしましたが、
ここのアパートでは実際にBLESSの中で生活して、
シーツからタオル、電気やコード、ハンモック、椅子、
そしてもちろん服はBLESS着ていって、
もう何から何まで朝起きてから寝るまでずっとですごく幸せでした!
BLESSファンにとっては、夢のような空間です!!
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寝てるみたいに見える、枕カバー。 
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アイテム一つ一つ、それだけでインパクトあるものばかりなのに、
それがたくさん集まってもしつこくなく、むしろしっくりおさまって、
BLESSの世界観を作り上げてました。
華美な装飾な非日常感を感じるようなことはぜんぜんなく、
ここに前から住んでたかのように、自然に、
自分のアパートみたいにくつろいでしまってました!!
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キッチン。光のもれてるところは、お風呂につながってます。
ショップでもあるので、もちろん気に入ったものがあれば何でも購入できます!
アイテムが売れたり、スタッフや、住んだ人たち次第で、
デコレーションもどんどん変わってくのも面白い!
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毎週木曜日の午後4:00-8:00は、アポイントなしでもok。
特別なオープンデーや、イベントなど、
これからも何か面白いことしてくれるはずなので、楽しみでしかたありません!
BLESS SHOP BERLIN
Oderbergerstrasse 60
backhouse 3rd floor
10435 Berlin

by appointment only,
open for public thursdays 4 - 8 pm
with possible happy exceptions and bed & breakfast in the future.

please contact mira schroeder
p: +49 30 27 59 65 66
shop@blessberlin.com
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2012年5月23日水曜日

真夜中の美術館めぐり ルイ・ヴィトンに、ティム・バートン! - La nuit des musée -

年に一度、一夜だけ、フランスや、ヨーロッパの各地で、
夕方から真夜中まで美術館を無料で開放する、
La nuit des musee というイベントがあります。

真夜中遊ぶアートイベントは、前にも、NUIT BLANCHを紹介しましたが、
今度は、ほとんど全部の美術館が参加するイベントです。

美術館によって違いますが、夕方18時や19時までは普通に開館して、
その後は、子どもから大人まで誰でも無料になります!!

パリには、第一日曜日が無料になる国立の美術館が多くありますが、
企画展は結局お金払わないといけないところもあったりします。 
でもこの日は、どの美術館も参加して、常設展だけではなく、 
企画展もすべてほとんどが無料です!!しかも、真夜中まで。

私は、夜はすぐ眠くなってしまって苦手ですが、
パリでも美術館の企画展は、どこも10ユーロ近くするので、
この日のはとても楽しみにしてました!

でも、パリにいる人たちが一気に押し寄せるので、並ぶのは必須。
まずは、ルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブスの展示をしている、装飾芸術美術館へ。
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Poupee, trous-seau et sa malle, vers 1865. Les Arts Decoratifs c Jean Tholance
18時から無料になるところを、17時から並びました。
ババールを、観に来たちびっこもたくさんいたり、長蛇の列でした。

展示は、一階は、ルイ・ヴィトンの歴代のトランクのコレクション。
そして、着せ替え人形の服やアクセサリーは、ほんとうにかわいかったです!
二階はマーク・ジェイコブス。
毎コレクションごとのバックの展示は圧巻でした!
お金払ってでも行く価値ありです。

その後は、すぐさま、パレ・ド・トーキョーへ。
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改装してから行ってなかったので、
少し覗いてみようと軽い気持ちで行ったのに、あまりにも広くて、
そしてちょこちょこ面白いのが点在してたりで、
かなーり、時間使ってしまいました。
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 まだまだちびっこもたくさん遊んでました!
 
すごく久しぶりだったし、せっかくなので全部回って、
しかも、本屋さんにも惹かれて、ここでも長居。
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いつも面白い本たくさんあるので、仕方ありません。

結局、22:30。
でも、今日の夜は長い!
日付変わって、1時まであいてる、
映画博物館へ。
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今はティム・バートンの展示してます!
こんな遅くも、まだまだ長い列。
一時間くらい待たないといけないかなぁと、覚悟してたのですが、
違う入り口に並んで、運よく30分くらいで入れました。

展示、すごいよかったです!!
原画がほんとにたくさん展示してあったり、人形だったり、どれもこれも面白いし、
シザーハンズの、ハサミの手や衣装もありました!
ぜひぜひこちらも、おすすめです。

出たのは00:30過ぎてたのに、まだ外には列が長く続いてました。

並ぶ時間や移動時間があるので、
真夜中まででも、3つが限界でした。
残念。他にも行きたいとこいっぱあったので、お金払って行かないとです。

真夜中の美術館ってのも楽しくなる上に、無料で開放するってところが、
さすがパリ、太っ腹です。

2012年5月19日土曜日

パリに大駱駝艦参上!

ダンス続きで、眠ってた記事を今さらながらアップしておきます。
遅くてすみません。
去年の山海塾に続き、二年ぶりのパリ公演の、大駱駝艦を観に行くことができました!!
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日本の舞台芸能としては、能、歌舞伎、そして、舞踏が知られていて、
パリでも、舞踏 Butoは、大人気です!
パリ日本文化会館で、二週間連続、2つの作品が上演され両方行ってきました。
日本人のお客さんが多いのかなと思って行たのですが、
大駱駝艦ファンのフランス人、たーくさんいました!!
日本人の女性とフランス人男性で一緒に来ている人たちも目立ちました。
女性のButoファン、意外に多いんですね。
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最初の週は、『オママゴト』
フランス語の題も、そのまま、『omamagoto』
現実と夢の世界の行き来をする魚たち二人が水先案内人として、
男の人を異空間へ誘って、引き込んで。
でも、今ここにいると思っている現実も、実はおままごとみたいなことしかしてないって
考えだしたら、もう分かんなくなってぐるぐるしてしまう。
私もよく、今、自分は何してるんだろうって、ふと、今いる世界のことを
疑ってしまうこともあるので、これ観てから、もっと地に足が着かない感じになりました。
次の週は、麿さん登場の、『灰の人』
先の震災を予言したかのように呼応してる作品。
これまで、舞踏といえば白塗り、の印象が強かったのですが、
衣装がすごく面白かったです。
灰=灰色、グレーのグラデーションから、
真っ白の、雲のようなふわふわして消えてしまいそうになって、
最後には、くたくたの真っ赤の体に合ってない大きなコート。
かっこよかったです。
最後のフィナーレでは、立ち上がって拍手する人が後を絶たず、
大盛況でした!!
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そしていつもより多く、再登場してくれました!!
能や歌舞伎は、伝統芸能で、伝えることが主な役割になっているけど、
舞踏 Butoはまだ歴史が数十年。
日本で生まれた舞踏がこれからもまだ創造され続け、世界に発信して、
日本をもっともっと盛り上げてくれるのを期待してます。
 

2012年5月18日金曜日

ピナの世界に生きつづける、ヴッパタール舞踊団 「1980 - A PIECE BY PINA BAUSCH」 @パリ市立劇場(théâtre de la ville)

日本でも、ピナのドキュメンタリー公開してるみたいですが、
もう、みなさん観ましたか?
去年に続いて、
今年もピナによる、ヴッパタール舞踊団をパリ市立劇場で観てきました!!
4月初めに観た、シャイヨー宮でのダンス2公演がイマイチだったので、
とっても楽しみにしてました。 

ピクチャ 1

photo Maarten Vanden Abeele
去年のはこちらに、書いてますので、読んでみてください。
http://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/3796009.html

今年のは、「1980 - A PIECE BY PINA BAUSCH」
1980年、当時のピナのパートナーだったRolf Borzikの突然の死の後に作られた
とても重要な作品の一つ。 

去年の遺作となった最新作「"...COMO EL MUSGUITO EN LA PIEDRA, AY SI, SI, SI ..."」、
とは打って変わって、ほとんど踊ってる時間がなく、
これがダンスにくくらるてるのが不思議なくらい。
確かにピナの作品は、セリフありコントありの、他に類を見ないダンス
「タンツテアター」ではあるけど、
これだけないと、ほんとに演劇に近いものでした。

ダンサー全員で観客席をぐるっとまわって踊ってくれたり、
紅茶や、チョコレートまでもふるまってくれるんです。
それに、観客を舞台まで連れてっちゃっうことも。

彼女の作品はいつも、心があったかくなって、
いろんな思いがぐるぐるまわって、涙が込みあげてくることもあり、
それくらい、心揺さぶられる作品でした。
3時間半の長さも、あっという間。 

本当に月並みで、コトバにするととっても安っぽくなってしまうけど、
生きるってことと、人を愛することってのを、
会場の全部まわって、伝えている気がしました。

もう、大好きです。
これからも劇場で、できるだけたくさんピナの作品を観たいです!!

今月は、またまた大好きな、アンヌ・テレザが残ってます。
今からとっても楽しみです!!