2012年5月18日金曜日

ピナの世界に生きつづける、ヴッパタール舞踊団 「1980 - A PIECE BY PINA BAUSCH」 @パリ市立劇場(théâtre de la ville)

日本でも、ピナのドキュメンタリー公開してるみたいですが、
もう、みなさん観ましたか?
去年に続いて、
今年もピナによる、ヴッパタール舞踊団をパリ市立劇場で観てきました!!
4月初めに観た、シャイヨー宮でのダンス2公演がイマイチだったので、
とっても楽しみにしてました。 

ピクチャ 1

photo Maarten Vanden Abeele
去年のはこちらに、書いてますので、読んでみてください。
http://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/3796009.html

今年のは、「1980 - A PIECE BY PINA BAUSCH」
1980年、当時のピナのパートナーだったRolf Borzikの突然の死の後に作られた
とても重要な作品の一つ。 

去年の遺作となった最新作「"...COMO EL MUSGUITO EN LA PIEDRA, AY SI, SI, SI ..."」、
とは打って変わって、ほとんど踊ってる時間がなく、
これがダンスにくくらるてるのが不思議なくらい。
確かにピナの作品は、セリフありコントありの、他に類を見ないダンス
「タンツテアター」ではあるけど、
これだけないと、ほんとに演劇に近いものでした。

ダンサー全員で観客席をぐるっとまわって踊ってくれたり、
紅茶や、チョコレートまでもふるまってくれるんです。
それに、観客を舞台まで連れてっちゃっうことも。

彼女の作品はいつも、心があったかくなって、
いろんな思いがぐるぐるまわって、涙が込みあげてくることもあり、
それくらい、心揺さぶられる作品でした。
3時間半の長さも、あっという間。 

本当に月並みで、コトバにするととっても安っぽくなってしまうけど、
生きるってことと、人を愛することってのを、
会場の全部まわって、伝えている気がしました。

もう、大好きです。
これからも劇場で、できるだけたくさんピナの作品を観たいです!!

今月は、またまた大好きな、アンヌ・テレザが残ってます。
今からとっても楽しみです!!

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