2014年10月27日月曜日

スウェーデン・ファッションと、ミナ・ペルホネンのワークショップ

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マレ地区にあるスウェーデン文化会館で行われているスウェーデン・ファッション展のオープニングに、友だちと行ってきました。この会館にあるスウェーデンカフェに以前行ったことがあります。ブログでも書いてます。 (リンク)その同じ敷地内の建物にギャラリースペースがあって、スウェーデン・ファッションに関する展示が行われてました。この展示は、今年の春から夏にかけて、私がいつか行ってみたいと思っていたストックホルムのスヴェン・ハリー美術館で開催されていた、『SWEDISH FASHION: 2000–2015』展の一部がパリにやってきたもの。2000年代のスウェーデンのファッションシーンのすべてを網羅した内容で、とても面白そうだったから行ってみたかったです。
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今回パリに来たものは少しだけで、展示スペースもそこまで大きくはありませんでした。その中でも私が特に気になったのは Johan Sandberg(一番上の写真)と、Benjamin Vnuk(2番目の写真)の写真の展示。これまでにも子供服雑誌の素敵なヴィジュアルを手がけてるのが誰だろうと思って調べると、スウェーデンのフォトグラファーだったりすることがよくありました。スウェーデンフォトグラファーたちの撮る写真は、クリーンでイノセントな雰囲気で、もやの中に消えてなくなってしまいそうな、とらえどころのないファンタジーの世界が魅力的。
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20体のスウェーデンのファッションデザイナーたちの作品も展示されてました!
彫刻的フォルムのニットが特徴的な、ルイ・ヴィトンとコラボもしていたニットデザイナーのサンドラ・バックランドの作品が多かったです。他には、アンソフィー・バックや、ヘレナ・ホステッドなどなど。
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2階の展示室には、 ファッション雑誌と、ファッションスクールに関する本、イラストレーションの本などが置いてあって自由に読めました。でも、部屋の照明がちょっと暗すぎででした。
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裏庭には、ファッションショーの映像が映され、その脇にはDJブース。身動きできないくらい、すでにすっごいたくさんの人たちでいっぱいでした!それだけ、スウェーデン・ファッションに関心 が持たれてるんだと思います。
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パーティー会場でミナ・ペルホネンの展示とワークショップが予定されていることを教えてもらったので、次の週末に再び来てみました。
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スウェーデンのテキスタイルメーカーの老舗、KLIPPANとのコラボレーションから生まれた作品と、これまでのコレクションから厳選されたモデルや、雑貨などの展示。
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また、ミナのテキスタイルを使って、バッグを作れるワークショップも行われていて、小さい子からマダムまで、たくさんの女性たちでわいわい賑わって、楽しく作ってました。!!
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パリのスウェーデン開館で、日本のミナ・ペルホネンに出会えてうれし くなるめぐりあわせでしたー!
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2014年10月14日火曜日

パリの美しすぎる図書館ベスト5! 大学図書館から、修道院、ブルボン宮殿まで

今年もやってきた、歴史文化遺産の日!!去年初めて参加したのですが、とっても面白かったので、楽しみにしてました。その去年は、チョコレート工場と、ペレの建築に行ってました。

今年は、イベント期間の2日間めいっぱいパリの図書館を巡りました。私は家にいるとすぐ余計なことが気になって遊んでしまうので、図書館やカフェに行ったりして作業するようにしてるのですが、最近は素敵な図書館の会員になったことで1人で図書館ブームに沸いてます!この特別な日にしか開放されない図書館もあるので、行けるだけまわって8館見てきました。
そこで、これまでに行ったこともあるのも合わせ、私の個人的な好みですが、必見の“パリの美しい図書館ベスト5”を作ってみました。今回は、図書館の醍醐味でもあるコレクションにはあまり考慮していなく(自由に読んだり借りたりできないところが多いため)、建築に詳しくありませんが、内装の美しさ、歴史など、勝手な私的感動度合いで決めてます。もちろん、完全ではないと思うので、もっと美しいところがある!という方はぜひ教えてください。

5位 ソルボンヌ図書館  La bibliothèque de la Sorbonne  


言わずと知れた、パリのソルボンヌ大学の図書館。1770年にパリ大学図書館として、初めて一般公開されました。フランス革命によって、1823年にはその場所を離れ、消滅、再建を繰り返し、現在のかたちになったのは1897年。建築家アンリ=ポール・ネノによって 16年がかりで建てられました。場所は学生街のカルチェ・ラタン。私の 好きな図書館のほとんどはこの界隈に集まっています。
昔は、264席のゆったりしたソファーが備え付けられてたみたいですが、席数が足りなくなったのか、400席入るために小さな椅子に変えられたのだそうです。昔のがどんなだったのかが気になるところ。

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こんなに素敵なら、毎日入り浸りたくなります!!懐かしさ漂うミントグリーンの壁に覆われ、甘さたっぷりのハチミツ色の机と椅子。かわいすぎでした。
書庫や他の部屋も見学したのですが、普通の図書館らしく、金属の固い本棚でギュウギュウ積めにされてしまっていて、昔の面影もなく、無惨な状態だったのは残念 でした。
まだまだ載せられないほどたくさん写真を撮ったので、興味がある方はリンクに飛んでください。

4位  パリ・デカルト大学の図書館 la Bibliothèque interuniversitaire de Santé

ここは、美しくめちゃくちゃかっこいい!!古生物比較解剖学展示館のことを、前にブログに書いたのですが、人体って身近なのに不思議が尽きなくて、骨格も臓器もすべてに興味がそそられる。そういうの好きにはとっておきの場所。医学系学部のパリ第五 大学、別名デカルト大学の図書館です。ここの先のソルボンヌ大学図書館からもすぐで、オデオン駅の裏にあります。

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18世紀のフランス人解剖学者にして画家のJacques Fabien Gautier d'Agotyの印刷されたイラストが何点か飾ってあって、かっこいいな、と思っていたら、先日、ポンピドゥーセンター現在行われているマルセル・デュシャン展に行ったとき、これの本物が展示されていて再会できたのには本当に驚きました!

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古い図書館って、どこも縦長で奥ゆきが深いのですが、ここはどこよりも長ーい!
昔使ってたという書庫の本のリストが入っている箱も、今は使い物にならないけど美しいからまだ置いてあるんだという心意気もいいな。それにここには、フランス医学界を背負って立つ未来の医学博士たちが現在勉強してる場所でもあり、神聖な緊張感ある雰囲気もいい。
普段は入れなくて、ガイドツアーのみなのは残念です。
奥の展示室にも連れて行ってくれました。貴重な医学本も見せてくれたのですが、それがまたまた感動的!!また、ここには昔の医療器具の美術館もあって、今回で一番心躍ったとこかもしれないです。美術館についてはまた書きます。お楽しみに。
他にもいろいろ写真撮ったので、ここのリンクに載せてます→ http://taco-bisante.tumblr.com/


3位  元老院の図書館 Sénat

ここは、元老院の国会議事堂みたいなとこ。元老院っていうと、スター・ウォーズくらいしか頭に浮かばないけど、日本とは大きく違っていてフランスには、二つの独立した国会があるようです。元老院は国会の上院の諮問議会で、間接選挙で選ばれる。もうひとつの下院は、国民議会(Assemblée nationale)というもので直接選挙で選ばれる国会。こっちのが有名かな。そして、この建物自体 はもとはリュクサンブール宮殿だったので、窓からは今でもパリジャンたちの憩いの場として愛されている、リュクサンブール公園が臨めます。国会の討論会の見学はできるけど、議事堂内の図書館の見学のみは普段はできません。
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宮殿の全体を見学できたので順にまわってたのですが、何ここ!って、おそろしくなるほどのギラギラで、やりすぎじゃないの?というくらい、目がチカチカしてくるホールを途中ですぎ(詳しくは写真のリンクに飛んでください)、ここでもうひるんでしまってました。でも、図書室に着いてみたら、その美しさにうっとり。ここに描かれている、天井画は、フランス革命の絵で有名なドラクロワが6年かけて1846年に描きあげたもの。

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もう一つの別館の図書室。こっちのが好きでした。実はこの場所、もともとは1750年にヨーロッパで初めての公共の美術館として開館してました。1818年には古い作品はルーブル美術館へ移して、生存の芸術家のみを扱う美術館として再び開館しますが、その後1884年に、公園の敷地内にリュクサンブール美術館を建設することになり、1887年には図書館に完全に改装された、といういきさつがあります。現在本棚になっている天井ぎりぎりまでのところの壁全部に絵画が展示されてました。
ここも、長細くて全体見渡せないくらい幅が狭いのですが、年月をかけて色あせた背表紙のグラデーションが素晴らしくよく、癒されました。
他の写真はここに載せてます→http://taco-senat.tumblr.com/


2位  サン・ジュヌヴィエーヴ図書館 Bibliothèque Sainte-Geneviève


最近会員登録して仕事帰りにも行ってしまうとこで、ちょっとひいき目で見てしまってるけど、2位に!フランスに住んでる人で18歳以上なら誰でも無料で会員になれます。本は借りれないけど、閲覧はできます。勉強してる学生が多いけど、夜遅くまで開いてるというのは魅力的。ここも、5区の学生街の中にあり、複数のパリ大学の共同図書館になってます。
この建物は、フランス人建築家アンリ・ラブルーストが建てたもので、1851年に開館。ラブルーストは、下にも書いてますが、国立図書館も手がけています。

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ここも歴史が古い。
6世紀、カトリックの聖人ジュヌヴィエーヴを埋葬するための聖堂を聖職者のクロヴィスが建てます。クロヴィスタワーとしてまだ近くの高校に残っているのだそう。そのときに、図書館も同時にデザインしていたそう。9世紀のノルマン人(ヴァイキング)の略奪によって、ほとんど壊滅状態になり、12世紀には全面改装をします。そのとき建築家シュジェールが担当し、聖堂と同時に、修道院と図書館も建てられました。フランス革命をくぐりぬけ、1838年までは修道院の中で、図書館と高等学校は併設していたのですが、コレクションの保存のために、図書館を独立して建設することになり、建築家アンリ・ラブルーストに任されます。以前のものは惜しくもすべて解体。1844年に建設が始まり、1847年に図書館だけを目的としたフランスで最初の建造物が完成。19世紀は、エッフェル塔をはじめ、建造物には鉄を使うのが主流となっている中、この図書館も深緑の鉄製アーチが天井に続いてる。写真では見にくいけど、丸く切り抜かれたところに、お花が施されてるのです!!それに、教会の雰囲気を残した、壁の柄や本の装飾、どこもかしこも、すごくかわいいです。
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室内に入るの前の、階段の天井が星空になっているのも、うっとり。
ここも写真いっぱい撮ったので、ここに載せてます→http://taco-stg.tumblr.com/


1位 マザラン図書館 La bibliothèque Mazarine

初めてここに訪れたとき、一歩足を踏み入れようとしたその一瞬にして恋に落ちた図書館。

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有料で会員になれば、誰でも利用できるっていうのが太っ腹すぎる!でも平日のみ18時までしか開いてないというから、会社勤めの人たちには無理ですね。ただ、会員じゃなくても、席にはつけないけど、見学はできます。私も以前訪れたことがあるのですが、そのときは、4割くらいは席が埋まっていたと思います。どんな人たちがここを利用してるのか、すごく気になってしまいます!場所は、セーヌ川の左岸のパリの真ん中の6区にある、国立の学術団体、フランス学士院(Institut de France)の建物内にあります。
この図書館は、ルイ6世の教育係でもあった、政治家マザラン卿の個人の書庫として作られ、1643年に一般公開された、フランスで最初の木造の図書室です。4万冊ものコレクションで、17世紀のヨーロッパで一番重要な私立図書館となりました。現在の場所に移ったのは、1668年。マザラン卿のイニシャルのMを装飾した木工細工、そしてキンキラの内装が現在までそのまま保存されているそうです。棚には 深緑の布がかけられ、本を傷つけないように机は木革が貼られてる。
学術図書はもちろんのこと、アートの収集も熱心にしていて、図書館の奥の方には展示スペースもありました。

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内装、歴史、何をとっても、パリで一番はここだと思います!


次点 フランス国立図書館旧館 le site Richelieu

フランス国立図書館は、建築家ドミニク・ペローの手がけた新館のフランソワ・ミッテラン図書館が有名ですが、2位の図書館の建築家アンリ・ラブルーストによる旧館も忘れてはいけない!旧館は、美術館、閲覧室、書庫など、複合的なとっても大きな施設なのですが、残念ながら、ラブルーストの作った大評判のLa salle Labrousteと呼ばれる部屋は現在改装中。7-8年はかかるそうで、今回は見ることができなかったので、ランク外に。
でも、1932年に増築された、ジャン=ルイ・パスカルによる閲覧室のla Salle Ovaleは、見ることができました!
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美術館には何度か行ったことがあったのですが、ここは初めて入りました。楕円形のホールの壁に膨大な数の本がずらーっと並んで圧巻です!でも、ここよりもすごい部屋がまだあるなんて、どんなにすごいのか期待してしまいます。

+α  その他、まだまだ素敵なところあります。

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パリ市歴史図書館と呼ばれていて、パリ市と近郊都市の資料を収集している施設。地図や写真、古い文書など1万を超すコレクション。
この建物は、アンリ2世の娘のディアーヌ・ド・フランスの、マレ地区で現存する最古の邸宅だったところ。1585−90年に建てられた。彼女の死後は、甥のシャルル・ド・ヴァロワが引き継ぎ、1624年に増築される。フランス革命のとき、フランス学士院の研究所になり、1928年にパリ市が買い取り、1969年にようやく歴史図書館として生まれ変わり、一般公開される。最初のオーナーであるディアーヌとシャルルの二人の彫像が図書館の脇にある部屋に飾ってあります。
3区のマレ地区ど真ん中、パリ市歴史博物館 、別名カルヴァナレ博物館の目の前にあり、博物館と一緒に訪れたいところ。

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フランス国民議会の図書館 La bibliothèque de l'Assemblée nationale

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ここは、フランスのもう一つの国会、国民議会の図書館。上にも書きましたが、元老院はリュクサンブール宮殿で、国民議会は、1728年に、ルイーズ・フランソワーズ・ド・ブルボンの邸宅として建てられた、ブルボン宮殿です。セーヌ川の左岸、オルセー美術館からもすぐのところにあります。図書館は、1830年にブルボン=コンデ家最後の貴族であるルイ6世アンリが国民議会に売り払った。その際行われた大改装に建築家ジュール・ジョリーが携わり、議事堂とともに図書館も新設されたのがこの部屋。70万冊の蔵書があり、天井画は元老院と同じく、ドラクロワ作。

その他の写真はここに載せてます→http://taco-asn.tumblr.com/

ほぼ毎週土曜日に議事堂内全体のガイドツアーが4回あるので、フランスの国会議事堂に興味があったらぜひ行ってみてください!図書館も見れます。詳しくはこちらhttp://www.assemblee-nationale.fr/infos/visiter.asp


アーセナル図書館 La bibliothèque de l'Arsenal 

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フランス国立図書館の分館にあたる図書館の一つ。セーヌ川に近いバスティーユ地域にあります。
ロンドンのサッカークラブと同じ名前ですが、この辺り一帯は昔、ルイ12世によって作られた、武器や兵器が収容されていた地域だったのが名前の由来。この図書館はもともと大砲隊長の宿舎だったところ。17世紀初頭に武器庫がシュリーに引越した後も、居住施設は保存されたままになってました。
その後ルイ15世からこの建物を譲り受けたポルミー侯爵は、特殊な百科事典や版画、手書きの古い本などを大量にコレクションしていき、それが現在の図書館のコレクションのもとになってます。革命後に国に譲渡され、公共図書館になりました。
閲覧室ももちろんかっこいいのですが、音楽ホールや寝室なども見所たくさん!



β 本を借りたり見たりする、という実用的な図書館のことは、ブログにも随分前に書いたので見てみてください。

あとは、ポンピドゥー・センターの図書館も、自由に本が読めたり、CDが聞けたりするので楽しいのですが、学生がすごく多くて床もトイレも汚いのと、週末は長蛇の列になっているのが難点。


γ それと、今行ってみたい、気になっている図書館は、La bibliothèque de la maison du jardinage!!
ガーデニング専門のパリ市立図書館。近いうちに行ってみようと思ってます。
これだけたくさん図書館紹介したので、地図にまとめてみました。参考にしてみてください。下の地図をクリックすればリンク先の地図に飛べます。
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地図のリンク→http://goo.gl/iujf3g

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2014年10月9日木曜日

パリオペラ座芸術監督に就任した、ベンジャミン・ミルピエが振付けとディレクションした、MAIYETの新作コレクションムービー

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今秋から、パリオペラ座の芸術監督に就任する、ベンジャミン・ミルピエ。オペラ座はもちろん、シャトレ座などでもミルピエの振付けした作品の上演が相次いでいる、パリでも人気の振付け師。そんなミルピエが、ファッションブランド、MAIYETの2015年春夏コレクションのイメージビデオ『PASSAGE TO DAWN』のディレクションをして、ファッションウィーク中に上映されるということで観に行ってきました。
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このムービーは、コレクションのテーマである、シュールレアリズムからインスパイアされ、スローモーションで撮影されてます。一瞬一瞬のヴィジュアルが美しく、映像であることを忘れてしまうくらいでした。また、ベンジャミン・ミルピエがパリオペラ座で最近発表した、『ダフニスとクロエ』をもとにした、このコレクションのために書き下ろされたラブストーリーを、ミルピエの主宰するダンスカンパニー、L.A. Dance Project のダンサーたちが踊っています。撮影場所もロサンゼルス。
たぶんいつもバレエは、振付け、演出のために衣裳を創ることをしてると思うけど、これは逆で、ファッションブランドのコレクションのためにベンジャミン・ミルピエが振付けを考えるという、逆のことをしてるのが面白い。
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会場はというと、真っ暗な円錐のかたちをした部屋に、5つスクリーンがかけてあり、真ん中のまるいソファーで鑑賞できるようになっているインスタレーションでした。 それぞれの場面が、入れ替わりでスクリーンに映されていってました。
映像はここからも見れるので、ぜひぜひ見てみてくださいー!
[youtube=https://www.youtube.com/watch?v=HbQCauXIMmM]
メイキングも面白いです!
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2014年10月2日木曜日

モード、ビューティー、雑貨や食材まで、あらゆる旬なニッポンカルチャーがパリのボンマルシェに集結!『Le Japon rive gauche 』

バカンス開けてからすぐアトリエのみんなに、"今ボンマルシェで日本のものがいっぱい集められてるイベントやってるよ"って薦められてから、毎週のように、"行った?行った?"って聞かれて、ずっと行かないとなぁと思ってた、『Le Japon rive gauche 』展にやっと行ってきました!
パリの高級デパート、ボン・マルシェは、セーブ・バビロン駅のすぐ目の前。観光客もいっぱいで、パリに来たら必ず行くスポットだと思いますが、そんなデパートが日本をテーマにしたイベントをやってるというのは興味津々。本館の1階から3階までと、別館の食料品売り場にまでと、デパート全体で盛り上げられてる、とても気合いの入った大きなイベントで驚きました!
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入ってすぐに、紺色に赤い水玉の、Le Japonカラーに彩られたエスカレーターでお出迎え!
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イベントの目玉として、建築家の安藤忠雄氏を取り上げ、ベネッセアートセンター直島のインスタレーションが1階と3階に展示されてました。
[youtube=https://www.youtube.com/watch?v=PR6sPCVydRU]
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それから、モードからは、Sacaiが3階の一画を全部使って大々的に紹介されてて、かっこよかったです!ボンマルシェとのカプセルコレクションの展開もあり。
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スーパーで安売りされているようなお菓子や食材が、パリのデパートにこうやって展示されていると、値段ももちろん高くなってることもあるけど、高級感でてる感じがしてきて不思議。場所と展示の仕方でこうも変化して見えてしまうところがおそろしい。
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小中学生の女の子たちが好きそうな、キャラクターグッズがたくさんあったのが意外でした。それに、会社の人たちの話を聞いてみても思うのですが、フランス人女性たちも、ちょこちょこっとしたカラフルでかわいらしい日本のものがすごく好きなようで、きどってシックなパリジェンヌのイメージが大きく変わったのは驚きでした。反対の棚には、漫画やアート本も。
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ネイルサロンもあったり。
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もう、私の中では過去の懐かしいものになってしまっているプリクラの機械が設置されてて、女の子たちが楽しそうに一生懸命お絵かきしてる姿が、なんだかとっても微笑ましくて、10数年前に戻ったような感じがしました。それになんだかごてごてしてなくていいです。
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それから、やっぱり日本の食器や雑貨の機能美はフランス人たちにも魅力的に映るよう。伝統工芸品も、展示の演出で全く新しいデザイン商品に生まれ変わったように見えました!
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隣の食品館の方にまで続いてます。
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パリのデパートの食品売り場に日本語の商品がこんなに並ぶのはちょっと変な感じがして面白いけど、なんだか嬉しいです。毎年あるといいのになぁー!

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