2011年7月13日水曜日

パリで日本の実験映画 ー 気分は配給プロデューサー!

まだまだフランスでは日本文化の人気は健在。
村上春樹の小説は、誰もが2、3冊は持ってたり、
マンガは私よりも詳しくて、貸してくれたり、
高校生のアニメが大好きな友だちは、日本語を習い始めたり、
もちろん、日本食のお店は、いつも列ができている。
日本に日仏学院があるように、
パリには、パリ日本文化会館があります。
日本の文化を紹介してたり、日本語の講座もしてます。
ここでは、日本映画の上映会をテーマに沿って行ってるのですが、それがおもしろい!
ちなみにフランスで有名な日本人監督は、黒澤明、小津安二郎、溝口健二の3人。

開演前、映画館で何回か見たことあるなぁと思ってた、日本映画大好きなフランス人の映画専門学校生と、少し映画の話をしていて教えてくれました

今回は、「日本アートシアターギルド特集ーインディペンデントという実験」。
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Les Funerailles des rosesc Toshio Matsumoto

60、70年代のアート系映画がたくさん観れます。
大島渚、勅使河原宏、寺山修司、松本俊夫など。しかも、今回は無料!!
(通常は、4ユーロ) 
私が知ったのが最近で、すでに半分は終わっていて、
観たかったのも7月はもう上映されないみたいで、すごく残念。
まずは、寺山修司監督の「書を捨てよ町へ出よう」を観てきました。
 
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c 1971 TERAYAMA WORLD
期待してたとおり、かっこよく、ぶっ飛んでて、へんてこな映画でした。
そして、大島渚の「儀式」。
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c 1971 SOZOSHA

それから、松田優作主演、森田芳光監督の「家族ゲーム」
家族ゲーム


字幕がひどくて、とちゅう、ずれたり消えたりしたトラブルがありましたが、
映画館は、始めから最後まで笑いがたえませんでした!!

パリで日本のものを観るとき決まって、その場を客観的に観察してしまう。
フランスの人たちも気に入ってくれるのかなぁなんて考えてしまうように、
観てるというよりは、みせている側にいる。
途中で席を立って出てってしまう人もちらほらいたけど、
興味を持って見に来てくれているフランス人がたくさんいるのは、
とてもうれしいなと思いました!
ちなみに、前回はホラー特集。
私はホラーは怖くて絶対見れませんが、フランス人は、好きなのか気になるので、今度聞いてみようと思います!

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