2011年7月26日火曜日

モネ、ルノワール、セザンヌを支えたカイユボット〜19世紀フランスアート界にみる子ども服

印象派の画家たちの作品を収集して経済的に支え、自らも画家として活躍していた、
ギュスターヴ・カイユボットの展覧会
 ジャックマール=アンドレ美術館でありました。
この美術館は、1869年に建てられた大邸宅を、
内装やジャックマール、アンドレ夫妻の収集した絵画、
芸術工芸品や家具も全部そのまま展示して、
美術館として保存していて、常設展で観ることができます。
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最終日だったので、ジュースのサービスもあり、最後に押しかける人でいっぱいでした!
カイユボットは、裕福な家庭に生まれ、モネ、ルノワールを始めとする、印象派の画家たちの作品を収集することで経済的に支え、自らも絵を発表して評価されている画家です。
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オルセー美術館にある、「床の鉋かけ」が一番有名だと思います。私はこれしか知りませんでした。今回の展覧会にはありませんでした。
私は印象派の絵画だけだと、少し退屈してしまうことが多いのですが、
今回は、絵画と写真を並べての展示でした。
参考にした写真と絵画を見比べるのは、どこをどう変えたのか、
興味があったのか、なかったのか、とかいろいろ想像して楽しかったです。
でもやっぱり展示は、写真、特にギュスターブの
甥っ子、姪っ子の写真ばかり追ってしまいました。
ギュスターブの弟、マーシャルが子どもたちを撮った写真です。
繊維業を営む家庭に生まれただけあって、子どもたちの着る服がかわいい!
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photo:Martial Caillebotte
一番よかったのは、
二人が並んでしましまのセーラーカラーと、半ズボンをはいてる写真!
お兄ちゃんも女の子みたいにかわいく、妹も同じように半ズボンをはいてるのが、フリフリのレースが多い中でとても新鮮で見入ってしまいました。
そして、海で遊んでるときの写真も。
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photo:Martial Caillebotte
絵画の展覧会のはずが、写真展に来たようになってしまいました!
Musee Jacquemart-Andre :
158, bd Haussmann
75008 Paris
Tel. : 01 45 62 11 59
Fax : 01 45 62 16 36


最後に、改装中の部分を隠すのに、うまーくカバーしていて、
こういう、外観をくずさないように工夫する、ちょっとした配慮、面白いです。
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