2011年7月4日月曜日

モードだってビエンナーレ!Arnhem Mode Biennare 続き

前回に続き、アーネムのモードビエンナーレのお話です。
メイン会場の様子は→こちら
メイン会場の他に、美術館や街のあちこちに小さな会場があります。
バスにのって駅前まで来たら、そこから歩いてアーネム現代美術館 通称mmkaへ。
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ビエンナーレのチケットで入場できました。
4つの展示スペースの1つがビエンナーレの展示で、
テーマは 「Get Real/ Real Self」
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Photography Team Peter Stigter ©

アーティストのGiene SteenmanとJoke Robaardによって作られたアーカイブ。
機能重視の衣服としての、パーカーやコート、くつ下などが、real clothingではないかっていう展示。
始めに軍物をイメージソースにした服の展示、ポスターや写真での説明、それから、機能性を追求した結果、より新しい意味付けと、可能性が広がったという展開。

実際の服の展示が少なく、写真がメインで、
少しもの足りないかなという感じもしたけど、
ポスターがかっこ良くって、大きい本をめくりながら歩いているって感覚になって、
それはそれで、楽しかった! 
そして、反対側では Truus and Riet Spijkersの個展が行われていました。
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 彼女たちの作品の数々はもちろん、制作の風景なども一緒に展示。
 2階がふきぬけの展示場になってたり、 メイン会場をすでに観たあとだったので、
これくらいの広さでも、もうくたくた。
 せっかくなので、カフェにも入ってみました。
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チョコをミルクに溶かすホットチョコと、アップルパイ。
全部で6ユーロって美術館のカフェとしては安すぎる!
東京でも、パリでも、ケーキと飲み物たのんだら、1000円ちかくするはず。
美術館は、全体的にこじんまりとしているのだけど、
平たい作りで、ぐるぐる回って、永遠にまわり続けるような作りでおもしろい!
それから一息して、少し街の展示を見てまわることにした。
その中でも、面白かったのが、The Sugar House!!
アントワープのセレクトショップraの展示。
主に、アントワープ王立アカデミー出身者のブランドを扱ってる。
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暖炉の炭から生える、ぽさぽさのお花たちは、ELISE GETTLIFFE
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もさもさの崩れかけてるテントから、何かでてきそうな、NARELLE DOREの作品。
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ちょっとまぬけな絵と映像は、FREDERIK HEYMAN
段ボールで作った船に乗って、みんなおすましして、こいでるのが、おかしい!
展示はこんな感じでした!
いっぱい一気に観て、疲れたけど、楽しかったー。 
普段は服しか見てないデザイナーたちの、このために作ったインスタレーションを観れたのは、すごく面白かったです!インスタレーションになって現れると、全然違ったものに変身したようにみえて、
見せ方の違いによって印象が大きく変わるんだなぁと感じました。
アムステルダムから電車で1時間のアーネムは、小さな街だけどみんなで盛り上げようとがんばってる雰囲気が伝わってきます。これからもっともっとファッションの街になっていくんだろうなと期待できます。

他にも、ワークショップや、講演会が、ほとんど毎日いろいろなところで行われてたそうです。私の行ったときは、ちょうど運悪く、あまりなかったので、来期は、その日を狙って行こうと思います!日本から、このためだけに来るのはなかなか難しいですが、ヴェネチアビエンナーレのついでとか、ファッションウィークの合間などなど、再来年、この時期にヨーロッパを訪れる機会があったら是非寄ってみてください!!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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