2013年8月6日火曜日

絵本の中の世界が広がる田舎街ヴィトレのギャラリーめぐり

数年ぶりに、暑い日が続いているパリは、バカンス時期に入ってゆったりした時間が流れてます。私は、ここずっと涼しい夏だったので過ごしやすいと思ってたのに、最近は朝も帰りも暑くて暑くてまいってしまいそうです。
8月中はパリにずっといる予定なのですが、先月、パリから西の方に位置するブルターニュ地方のヴィトレという街に行ってきました!!観光地として有名な、モンサンミッシェルのあるレンヌから一つ手前の駅です。TGVにゆられて2時間、着いたところは、数百年前の町並みのままで、まるでおとぎの国に入ってしまったかのようなとってもかわいい、こじんまりとした田舎街。
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1860年代に建てられた駅舎も、とってもすてきな外観。パリから来るTGVの列車が停まります。
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ヴィトレはフランス文化省に”アートと歴史の街”、と指定されているように、この夏、ギャラリープロジェクトが行われています!街の空き店舗を利用し て、アーティストたちにギャラリーとして貸し出すという取り組み。その一つには、このヴィトレに住んでいる日本人作家の安部みゆきさんが旦那さんのStephane LIEVREさんと取りまとめている、 日本からのアーティストたちも集めたギャラリーがあります。ここがイベントのメイン通りで、同じ通り沿いにギャラリーがたくさん並んでます。
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6月末からすでにイベントは始まっていて、みゆきさんとStephane さん、栗木義夫さん(一番下の写真、高校生のときお世話になった大先生!)、栗木清美さん(この前のブログで紹介した絵描きさん)の二組の夫婦展!ギャラリーで作品つくりもしながら、これからも次々とアーティストたちが加わっていき、9月まで続く予定です。
この街に住む、散歩してるおじいちゃんたちが足をとめてウィンドーを眺めていたり、観光で遊びに来た家族連れがギャラリーに訪れて、作家と作品について語って交流したりという風景があり、かわいい町並みとこのゆったりした時間の流れの中に溶け込んだアート空間は、都会のぎすぎすした喧騒の中とは一味違って見えます。初めて来たのに、ずっと昔から知ってるような、懐かしいような温かい気持ちになってしまいます。
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ヴィトレの街はお城を中心にして、13世紀に築かれた城壁に今でも囲まれています。城壁内は、お店やレストランなど、街の中心になっていて、その城壁の周りは住宅地になっています。
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ちょっとゆがんだ、手描きの線のような形が魅力的!!
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城壁の中は、まるで絵本の中を歩いてるように感じるほど、パリでは出会えないかわいい木組みのお家がいっぱい!!街を歩いてるだけで、楽しくなってきてしまいます!!
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街の中心には、ヴィトレ城。これも、絵に描いたようなかわいさ!お城の中の見学もできます!!
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そして、泊まったところは、みゆきさんの経営している貸別荘、Gite-Abeille(ジッド・アベイユ)。17世紀に建てられたお家で、内装はすべて、Stephaneさんと二人で補修し、二人が集めたアンティークの家具が置かれてる、とーってもかわいいお家です。
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キッチン設備もしっかりしていて、料理道具も揃ってるので、街の市場で食材を買って、お家で食べるってこともできました。パリの小さなアパートに帰るのがいやになるくらい、居心地のいいーお家。
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パリのどんよりした空気とは違って、澄んだ空気に、自然がいっぱいで、久しぶりにリフレッシュした気分で、とっても楽しかったです!!モンサンミッシェルに行く予定だったり、パリからちょっと離れた田舎町でのんびりしたいときに、ぴったりのヴィトレ。今度は秋に来てみたい!!
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