2012年12月7日金曜日

大人向けのおしゃれな図鑑を発見。パリの絵本の展示会、salon du livre et de la presse jeunesse

先週末まで日本にいたのですが、パリ戻ってきて、すっごく寒いです!!
朝は凍えそうです。
去年も行ってとても楽しかった、絵本の展示会、salon du livre et de la presse jeunesse 。
ぎりぎり最終日に間に合うことができました。
場所は去年と同じところ。Espace Paris-Est-Montreuil。パリの東の端。
地下鉄の駅からは看板についていけば見つかります。
チケット売り場に行って、一枚ください、とお金を出そうとした瞬間、
どうぞ、って、見知らぬマダムがチケットをくれました!
今日は運がいい日みたいです。
もう終わりに近づいてた時間だったのですが、すべりこみのお客さんはいっぱいいました!
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去年の展示会の様子や、お気に入り出版社のことは前の記事をぜひ読んでください。
こちらです。
http://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/4957939.html
今回は、時間がなかったので、新しく見つけた面白そうなところだけをピックアップしてじっくり読んできました!!
今年一番のおすすめの出版社は、 plume de carotte出版
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子ども向けの本を主に出している、Petite Plume出版もあります。でも私は、Plume de carrotteの大型本が大好きです。自然をテーマにした本が多い出版社です。図書館で、『Jouets de Plantes』を偶然見つけて読んでから、大ファンになりました。この本は、小枝や木の実、野花を使った、遊びの図鑑なのですが、紙面のデザインや写真が昔の本みたいだったり、その遊びのちょっとした逸話や、イラストもすごくすてきです。
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他にも、野生の動物だったり、果物、野菜、貝殻、押し花、などなどの図鑑がありますが、子ども向けの易しいものというよりは、大人好みのおしゃれな図鑑です。たくさん集めて飾りたいです!
それから、前に旅行本のところで紹介した、ガリマール出版も、児童書を扱っている、Gallimard Jeunesseがあります。40周年らしく、とても大きなスペースで展示してました。

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時間なくて全部見て回れなかったのですが、ここも、子ども向けのいくつか面白い図鑑がありました。 化石や骨だけの図鑑や、船の図鑑、スーパーマン図鑑などなど。楽しかった!!私は最近、絵本よりも図鑑に興味があるみたいです。すぐ手が伸びてしまいます。
あとは、HELIUM出版
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前回も少し気になったところ。さっとしか見れなかったけど、
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『Dans la foret du paresseux』と『popville』の飛び出す絵本は何回見ても、いいなぁって思います。色がやさしい。あとで、カタログ見て知ったのです、楽しそうなサーカスのしかけ絵本があったみたいなので、今度探してみようと思いました。 
 雑誌出版社では、2年前から発行し始めたばかりの、georges
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とても小さいスペースだったのでうまく写真が撮れなかったです。最近では本屋さんでもよく見かけるようになった、7歳からの子ども向け雑誌。広告も一切なく、すべてオリジナル。季刊発行していて、数字で何号、という発行の仕方をしてるのではなく、めがね号、自転車号、トランペット号みたいにその号の特集が名前になってます。ちなみに新刊は、電球号。
電子書籍に移ってく雑誌も多い中で、あえて子ども向けに紙の雑誌を始めるのには、時代に逆行してる感じで、大変だったこともあったと思います。子ども向けにもたくさん電子書籍や、iPadのアプリなど楽しそうなものが出てたりするみたいだけど、やっぱり、紙の感触や、ページをめくる感覚、くしゃくしゃにしたり、破いたり、ページの上に絵を描いたり、好きなところを切り取って集めたり、どこかに貼ったりっていう、そういった体験は、絵本ではなく、雑誌や新聞にしかできないことだと思う。大人が雑誌大好きなように、子どもだって、絵本や図鑑以外の、楽しい雑誌を待ち望んでるんじゃないかなって思いました。
salon du livre et de la presse jeunesse
Espace Paris-Est-Montreuil

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