2014年4月30日水曜日

パリなのにアフリカ!Boboが集まる噂のゲットー・ミュージアムに潜入 LE COMPTOIR GÉNÉRAL

サマータイムに入ってからどんどん日がのびて、夜の9時になってもまだ明るく、もう夏が近づいてきてるはずだと思ってサンマルタン運河沿いに遊びに来ても、最近は毎日のように、雨が降ったりやんだり、夕立だったりで天候が不安定。そんなときにぴったりな面白い場所があります。

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運河を歩いてると、あやしい路地に誘われてふらりとたどり着いたところは、仲間内の秘密基地のように楽しい雰囲気を醸し出してる、Le Comptoir General。少し前から面白いところがあるってパリで話題になっていましたが、ついに潜入してみました。

入り口をどきどきしながらそろっと入ってみると、そこはさびれたホテルに迷い込んだよう。赤い絨毯が招きいれてくれ、壁にはアフリカの歴代独裁者たちがアンティークのシャンデリアに照らされてました。

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ここは、アフリカのゲットーの文化やアートを収集し、保存し、紹介している場所で、パリの真ん中でアフリカにいるような体験ができるとっても面白いゲットーミュージアム。ゲットーというのは、移民系の集合密集住居地区のこと。特にフランスはアフリカからの移民がとても多いです。

この場所の創設者であり友人同士のEtienne Tron と Aurélien Laffonは、子どもの頃からパリのジプシーに囲まれた地域で過ごした幼馴染で、アフリカの音楽や文化も身近にあるのが当たり前に育ったパリジャン。DJ,音楽プロデューサーとして活動しているエティエンヌとアートコレクターであるオレリアンは、2010年から二人で活動するようになり、レコードレーベルを立ち上げ、アフリカのクラブミュージックのコンピレーションアルバムをリリースし、そしてル・コントワー・ジェネラルも創立した。注目されることが少なかったり、触れる機会があまりない、アフリカの素晴らしい文化的活動のディレクションをし、発表の場を設けたり、ビジネスに結びつけるようなサポートする非営利組織として機能しています。そして、平日は、環境問題に取り組む企業や団体に場所の貸し出しも行っています。


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この室内の設備はすべて、環境への負荷を軽減することを一番に考えられています。オーガニックのものを使い、雨水を回収しそれを利用、廃材を再利用したり。つるが巻き付いた柱は、木が生えてるみたいで、広場は森に来たみたい。たくさんのヴィンテージのシックでカラフルなソファーと、使い古された学校のテーブルと机など、組み合わせはごちゃまぜだけど、無造作に置かれてるような古い家具たちもそこにいる人たちも全部合わせて、異国な雰囲気なのに居心地いい空間に仕上がってました。


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とにかく、なんでもあって、カフェでアフリカやアジアの料理を楽しんだり飲んだりおしゃべりしてくつろいだりする人たちが大半だったけど、図書館もあれば、ヴィンテージショップもあるし、アフリカンなヘアスタイルを体験できるバーバーもあれば、

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ステージもあり。このときは赤ちゃんたちが走り回ってたけど、ライブも企画されたり、映画の無料上映会もあります。

いろんなイベントの予定はウェブページで確認してみてください!

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中庭は、緑いっぱいで覆われていている喫煙スペース。室内とは打って変わって、とっても静か。

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「魔女の部屋」と題した、アフリカの古くから伝わる魔術をテーマにしたアートの展示スペースで、陰気でカオスなオブジェの寄せ集めが、妙にこの空間とぴったりでデコレーションになってました。

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私が一番心を打たれたところは、日曜日の午後開催されてる、ちびっ子教室。とってもファンキーなお姉さんたちが、子どもたちに読み聞かせしたり、ゲームして遊んでくれたり、ワークショップしたりと、とてもとても素敵な雰囲気で楽しそう。

歩いて見てるだけでも楽しいけど、イベントのときにまた来たいです!

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LE COMPTOIR GÉNÉRAL
80 quai de Jemmapes
Paris
11h00-01h00
たまにお休みのときがあるので、ウェブページで確認してください!http://www.lecomptoirgeneral.com/en

Facebook作りました。パリの生活、いろいろ載せてます。
https://www.facebook.com/taconnotation

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