2014年7月16日水曜日

誰でも気軽に楽しめるパリの陶芸市で、日本の影響を発見。Journées de la Céramique Paris

日本はとっても暑い時期だと思いますが、パリはなぜかまたどんどんと涼しくなってきて、上着が必要なくらいです。ときどき小雨が降ったりと安定しない天気の週末。サンジェルマンデプレからすぐ近くの、映画化もされた小説「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になったサン=シュルピス教会の広場では、陶芸市 Journées de la Céramique Paris が開かれてました!!今年で17回目になりますが、私は初めて知って、茶道のお稽古仲間が連れてってくれました。陶芸市っていうのも初めてだったので、少し身構えてましたが、誰でもふらっと立ち寄れる、気軽なところでした。世界各国から陶芸作家が集まり、自分のブースで作品をたくさん展示してました。そして、気に入ったものがあればその場で買うこともできます。午後になるにつれて来場者もどんどん増えてきて、 とっても賑わっていて楽しいマーケットでした!!
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個人のブースが広場に並んでいる真ん中にはカフェのテントがあり、これがとっても面白い。マーケットで出展している陶芸作家たちが、このカフェに小さなカップを数個ずつ提供し、お客さんは並べてあるたくさんの中から好きなものを選んで飲むことができます。もし、ここでほしいなと思ったら買うこともできるし、その作家の展示しているブースまで案内してくれるのです。1ユーロでコーヒーか紅茶が飲めるので、お客さんはひっきりなしにやってきてました。
陶芸って言っても、お皿や器だけじゃありませんでした。陶磁器というくくりで、食器だけではなくて、フランスらしい色使いや、デザインで、置物やアート作品などいろんなものが展示されてました。
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それから、もちろん器のほうが多かったのですが、オリジナルで変わったものが並ぶ中で、茶道のお茶碗からの影響を強く受けた作品がたくさんあったのは面白いなと思いました。日本に行きたいけどまだ行ったことがないという作家が多かったのですが、楽茶碗、 天目茶碗や、織部風の器など、懐かしい感じのするものにも出会いました。
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すぐ上の写真のお茶碗を作っている柔和な雰囲気で迎えてくれた作家のおじいちゃんとその奥さん。 丁寧に説明してくれました。
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また、日本からも作家さんがやってきて素敵な展示をしてました。隣同士のブースで常滑から来たという陶芸家の宇賀和子さん(上)と、吉川千香子さん(下の作品)。お二人とも、人柄が表れたとってもかわいい作品たちで、欲しいものがいっぱいでした!!フランス人のお客さんからも、他の作家さんたちとは作風が違っていて魅力的だと評判で、すごく人気でした。お話も楽しくて、ここにずっと居座ってしまいました。常滑は実家からも近いので、今度日本に帰ったときは会いに行こうと思ってます!
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茶道から茶碗などのお道具にも興味がひろがって、パリで陶芸を始めようかなと思っているところなので、いろんな作品に触れられたのは参考にもなって、ますます作るのが楽しみになってきましたー!!来年の陶芸市では、何か買えたらいいなと思います。
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