私は海外に住んでるのに、飛行機が怖くてすごく苦手です。日本へ帰るときなど乗らないといけないときは我慢して乗りますが、可能ならできるだけ飛行機に乗りたくないです。この前の春の北欧を旅したときも、コペンハーゲンからストックホルムまで5時間かけて列車で移動しました。
この夏ふと思い立って、母方の祖父母の生まれ育った熊本で、そのルーツを探る旅をしてきました。九州へ行くのはいつぶりだろう?と考えてたら、高校の友人に、修学旅行で九州をぐるっと一周するバス旅行をしたこを教えてもらいました。でも、長崎へ行ったこと以外ほとんど覚えてない。なので初めて訪れる気分でわくわくしながら行ってきました!
ななつ星をはじめとして、JR九州は観光列車に力をいれているみたいで、素敵な列車がいっぱい!詳しくは後ほど書きますが、写真のようにこんなレトロでかわいらしい列車も走ってました!旅行の計画してたときは、鉄道の記事を書こうと思ってなかったのですが、乗ってみたらどの列車も本当に楽しくて、また九州に行きたい!と思ったので紹介したいと思います。
名古屋から博多までは新幹線で行きました。個人的にはあんまり魅力に感じない名古屋駅とは違って、博多駅の広くて明るくて賑やかな雰囲気に気分も上がります!!博多駅から九州新幹線に乗ったのですが、一列に4席しかないので、東海道新幹線よりも座席も広くゆったり。グリーン車じゃないの?というくらいの豪華さ。グリーン車はもっとすごかった。もうすでに、九州万歳。熊本まではあっという間だったのですが、これならずっと乗ってたい。
母の希望で、天草へも寄りました。熊本駅からフェリー乗り場のある三角港まで繋いでいる、JR三角線を走る観光特急列車「A列車で行こう」にも、もちろん乗りました!
一番上の写真も、A列車で行こうなのですが、映画『僕達急行 A列車で行こう』やゲームの『A列車で行こう』シリーズのタイトルにもあるA列車のAは、天草AMAKUSAと大人ADULTからきてるそうです。豪華な南蛮文化風のデザインで、大人の優雅な旅を演出。これら、JR九州のほとんどの列車は、ななつ星をデザインした水戸岡鋭治さんが手がけてるので、九州全体で統一感があります。目的地に行くための交通手段としてだけ乗るにはもったいない!むしろ列車に乗るために旅行するという人たちもたくさんいると思います。天草へ行くときはぜひ、飛行機でぱっと行ってしまわないで、列車の旅を楽しんでくださいー!!
写真を撮り続けていた私はすでに鉄道ファンになりつつあると思います。
神秘的な砂紋で有名な古事記に登場した伝説のおこしき海岸などの名所では徐行運転になり、ゆっくり窓から外の風景を楽しむことができるのも、観光列車ならでは。乗務員さんたちが客席を回って、説明してくれます。
三角駅も列車から続いて同じ雰囲気でデザインされ、素敵でした!
それから、熊本から大分へ温泉に入りに行ったのですが、ここでも特別列車が!九州横断特急という真っ赤な列車。
この列車は、名前のごとく横断するのですが、なんといっても車窓からの眺めがすごくすごくいいです!!鉄道旅行の醍醐味を知った気がします。
私の写真じゃうまく伝わらないかもしれませんが、真っ青の空の背景に、阿蘇山を含む山々が連なり、畑や田んぼ、緑しかない、美しい自然の風景が絵画のように窓枠の額縁に広がってます。海よりは断然山の緑が大好きなのですが、登るよりこうやって眺めてるのが本当に好きだなと思いました。フランスやヨーロッパの列車も好きですが、車窓から見えるのは畑や牧場が多いです。こんな風に山に囲まれて、 木が手で届くほどすぐそこまで見えることもないと思います。
それと、驚いたのが、この列車に乗ってる半分以上が、外国の人たちでした!それも、聞こえてくるのが、英語、フランス語、中国語、韓国語、あと分からない言葉いくつかといった、世界中様々な国から。そしてそのほとんどが阿蘇で降りて行きました。今度来たときは、阿蘇に行ってみよう。
列車の中では、おいしい駅弁も忘れずに!栗めし弁当がおすすめ。くまもんの割り箸もかわいい。
そしてそして、帰りに小倉から新幹線にのるために、大分から特急ソニックという列車に乗りました。
本革張りのシートは座り心地も最高!荷物置き場は飛行機のようにふたを閉めるようになっていて、すっきりとした近未来的なデザイン。名古屋までこれで帰れたらいいのに。
九州の列車が大好きになって帰ってきましたが、また絶対行きたいと思います!他にも、豪華寝台列車ななつ星はもちろん、最近できた、極上のスイーツが堪能できる、或る列車、といった大人な鉄道旅行や、子どもも楽しめるSL人吉、あそぼーい!、などなど全部乗ってみたい!!にわか鉄道ファンを自認。
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