2014年6月11日水曜日

ポール・スミスの40年の軌跡とクリエーションの秘密を明かす!「Hello, My Name is Paul Smith」展

先週、連休を使って友人たちに会いにロンドンへ遊びに行ってきました!今回初めてユーロスターというパリとロンドンを結んでいる列車を利用しました。2時間半弱で行けちゃうなんて、新幹線みたいで、時差も1時間しかないから国内旅行の気分。10年ぶりくらいのロンドンで、すっかり忘れてしまってたのですが、第一印象としては、パリよりも清潔だったのに驚きました。同じくらいの生活レベルのヨーロッパの国でも、パリは群を抜いてメトロが危険で汚いってことを改めて思い知らされました。
しょんぼりしてメトロを出て、街を散策してました。たまたま訪れた美術館でモード関連の面白い展示に二つ出会えたので紹介します。
初日に行ってきた、デザイン・ミュージアムでは、"Hello, my name is Paul Smith"展が開催されてました。ポール・スミスのウィットのきいた美しいクリエーションの世界を体験できる楽しいエキシビションでした!去年の11月から始まっていた展示です。
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壁一面にぎっしり飾られている、ポールのお気に入りの絵画や写真、イラストは、デザインインスピレーションのもとになっているもの。ポールが自ら選んだアーカイブをめぐって、デザインプロセスの謎をちょっとずつ明かしていきます。ノッティンガムの3m×3mという小さなスペースから始まり、現在の世界中での活躍まで、彼が歩んできた軌跡を追っていく、ポール・スミスのブランドの40年間の魅力がいっぱい詰まった展示内容でした。
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ポールの等身大パネルと一緒に写真を撮ることができます!こういうの楽しい。
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ポールの書斎が再現されていて、面白そうな本がたくさん詰め込まれた棚があり、おもちゃやオブジェも所狭しと並べられ、子どもの頃の夢が、プロの自転車レーサーになることだったポールに欠かせないロードバイクが壁にかけられたり、懐かしい古いiMacまで細かい演出まで。こんなところで普段過ごしているんだっていうとっても温かい雰囲気が感じられる、素敵な空間。
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現在では、メンズはパリコレクションで、ウィメンズはロンドンコレクションで毎シーズン発表しているポール・スミスですが、1976年にパリのホテルのスイートルームで メンズコレクションを発表したことから始まりました。ブランドの出発点を表現した、イラストの家具がとってもかわいい部屋。
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こちらは、アトリエの様子。天井には、膨大なパターンが吊られ、生地や糸のサンプルやデザインイラストがちらばって、ポール・スミスのアイテムが生まれてくる中核の場所。
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これまでのパリコレクション、ロンドンコレクションのインヴィテーションの数々。インヴィテーションって、ブランドの個性が色濃く出るし、そのシーズンの一番最初に披露される重要なヴィジュアル。想像を掻き立てる ものばかりで興味津々!
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もちろん服だけではなく、車やスキー、ラジオや本、そして、ミュージシャンとのコラボTシャツ、まで、ポール・スミスのデザインワークすべてを網羅しているところが見所です。
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テムズ川を望む、とても気持ちのいい場所にあるミュージアムだったですが、来年から移転するそうです。帰りは、川沿いを歩いて駅まで行きました!
Design Museum
Shad Thames, London SE1 2YD
020 7403 6933
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