2013年11月21日木曜日

日本の若手写真家たちのグループ展「TOKYO 2020」がパリにやってきました!

朝はとっても冷え込んで、もうすっかり冬めいてきてしまったパリ。ますますどんよりしてきて、グレーな空も、クリスマスが近づいてくるっていう季節の便り。
こんなに外は寒いのに、たっくさんの人が集まり、ここだけとっても”熱い”、展覧会のオープニングパーティに遊びに行ってきました!写真雑誌の『IMA』が、日本の写真界の未来を担っていくことを期待する有望な若手写真家たち9名を選んで企画された、ルーブル美術館からもすぐ近くの1 RUE RICHELIEUで行われた写真展、「LUMIX MEETS/TOKYO2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9」です。
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この写真展は、先月アルマーニ銀座タワーで行われていた、70年代を代表する9人の写真家たちの展覧会、「TOKYO 1970 by Japanese photographers 9」と対をなすもので、昔と現代、そして未来を想像する意味を込めて、TOKYO 2020となってます。この1970の展示も行きたかったです!ちなみにオリンピックとは関係ありません。
選出された写真家たちの作品を少し紹介したいと思います。
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入り口入ってすぐに展示していた、赤鹿麻耶さん。お会いできたので写真も撮らせてもらいました。とってもかわいいキャラクターの女の子で、それが写真にも表れてました。大阪生まれの彼女は、2011年に「キヤノン写真新世紀」グランプリ受賞、2012年には「第10回 Visual Photo Award」グランプリ受賞という、実力の持ち主。上の写真もフライヤーに使用されてました。
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そのおとなりは、記念撮影する人がたくさんいたほど人気だった、水谷吉法さんの作品、「この人」。インパクトある魅力的な「この人」への愛しいを、身近にいて過ごし記録している写真。
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ギャラリーの奥でひっそりひそんでいたのは、うつゆみこさんの「はこぶねのそと」のシリーズから。"ノアのはこ舟に乗れなかったり乗らなかった生き物を想像してる"っていう作品で、ぎょっとするけど、なんか憎めないかわいさのある生き物たち。
展示は、2階へも続いてました。
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濱田祐史さんと、この展示のために撮りおろした新作「Stack」。"『見る』とはどういうことなのか、『見えない』ということはどういうことなのか?"ということを写真を通して探求している写真家。ほかの作品も、ウェブサイトにあるのでぜひ見てほしいのですが、その中でも私は、「Primal Mountain」がすごく好きです。
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これは、伊丹豪さんの作品。写真は目の前のものが平面になるっていう面白さから作品を撮っている。極端にまで奥行きが感じられなく、まるで絵画のような写真で、不思議な感覚にさせられる。
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そして、今回の展示は、パナソニックの協賛のもとに行われていて、新商品のLUMIX GMも展示されてました。今後、ショップやブランドとのコラボ商品も発売されるようなのでお楽しみに!
私は中高生の頃、カメラが大好きでいつも撮ってて、実家には大量のネガが置きっぱなしなってたりもします。世の中がデジタルカメラにシフトしてくころに私もデジタルにかえて、そしたら後で消せばいいから、調整できるから、と好きなだけ撮れるようになったら逆にどんどん撮らなくなってました。最近は、写真をみるのも、資料として探してしまってる気がします。
だから、今回こういう現代の写真家たちの写真展行くのも久しぶりで、その分すごく刺激を受けました!写真、やっぱり面白いですね!!もっともっと撮りたくなったしたくさん観たくなりました!
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もう前に進めないほどに人で埋め尽くされた会場は、熱気で暑く冷房を入れたほど。それだけ、日本の写真家たちが注目されているっていうことですよね!!すごいです。
しかも今回、仕事帰りだったのでカメラを持って行くの忘れてて、携帯のカメラで撮ったので画質悪くてすみません。。
この展示は東京へも凱旋するので、実物を観に行ってください!!
HILLSIDE TERRACE/HILLSIDE FORUM
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
期間は、11月23日~12月1日です。
Facebookページを作りました!→https://www.facebook.com/taconnotation
ブログからもれた写真はこっち→http://tempusique.tumblr.com/

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