2013年7月1日月曜日

パリのスウェーデンカフェと、アートな週末 - Le Café Suédois

夏のソルド(年二回の大きなバーゲンセール)が始まってるし、楽しくなるはずなのに、このどんより天気のせいで、街はあまり活気がない感じ。今週末はめずらしく暑くて夏っぽかったけど、それまではずっと涼しくて何かがおかしい、今年の夏。 先週末、フライングして始まっていたソルドにもちょっとだけ行ってきました。
誘ってくれた、栗木清美さんは、私の地元の愛知県で活動している絵描きさんで、現在一ヶ月間シテ・デ・ザール(cite des arts アーティストたちが滞在して制作できるアトリエ付住居)に滞在して作品を製作中。アトリエが、コレットの近くなので、アトリエまでお散歩しながら帰ることにしました。アトリエまでの途中で、お昼に寄ったところは、フランス在住12年で今はパリ郊外のヴィトレという街に住んでいるこれまた日本人芸術家の方から教えてもらった、スウェーデン・カフェ Le Cafe Suedois。パリには、やっぱりアーティストたちが集まるんですね!
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スウェーデン文化会館の一階にあるこじんまりとしたかわいいカフェです。
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 手作りサンドイッチと、スープ、ケーキが並んでます。
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私は、一番何ものかよくわからなかった、黒パンに、ソーセージみたいなののオープンサンドイッチを選んで、それとじゃがいものスープ。
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そして、清美さんはサーモンのピタサンド。
スープがもっと温かかったらなぁと思いましたが、サンドイッチはサラダいっぱいだったし、とってもおいしかったです。なんとなく外にしたのですが、寒くなって、ケーキは室内でいただくことに。
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リンゴとシナモンのケーキに、
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キャロットケーキ。うーん、どっちもすっごくおいしい!!!
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もっと温かくなったら、中庭の席でゆっくりすごしたいところです。
そこから、歩いてすぐのところに、アーティストたちの住むレジデンスがありました。
入ると、どこからともなく、アフリカンな音楽と歌声が。ミュージシャンやダンサーたちもたくさん住んでるみたいで、すごく面白そうなところです。
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見た目は、普通のビルです。ここに、たーくさんのアトリエがつまってます。オープンスタジオも頻繁にあるみたいで、ここに住む人たちの交流も楽しそうでした。
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すぐとなりにかわいい劇場が。
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カフェもかわいい。
こんなゆったりのんびりお散歩しながら過ごしたのもひさしぶりだったので、気分転換になってとっても楽しかった一日でした!

2013年6月28日金曜日

ヴィオネ、ランバン、1930年代のパリのモードの世界をみる 「1931 - FACE DOS PROFIL」

ここずっと、数日暑くなって、夏に向かうかなぁと思ったら、また涼しくなって、上着を着る、なんていう感じの日々が続いて、そしたら今度は大雨。この時期になると、夜10時くらいまで明るいけど、お昼頃に急に真っ暗になったり、今年はなんだか変な天気で、気分もなんとなく晴れないような感じ。
以前に、ここ最近モード関係の展示が多いということを書きましたが、小さなギャラリーでの展示も紹介します。場所は、前に記事を書いたオート・クチュール展のパリ市庁舎からもあまり遠くない、マレ地区にあるギャラリーGalerie du Credit Municipal de Paris。少し分かりにくいのですが、大きな扉を入って看板につづいてくとあります。
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Archives de Paris

この展示は、パリ市が保存してある300万点以上!のモードの写真やデッサンの未公開アーカイブから、特に資料が豊富に保存してある1931年の中から選りすぐりで構成されていました。上の写真のマドレーヌ・ヴィオネや、ジャンヌ・ランバン、エルメス、それにもうメゾンは残っていないけど、この時代に重要なDruilhe、Callot Soeurs、 Bruyereなどの写真やデッサンもたくさん展示してありました。
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Archives de Paris

どうしてこんなにパリ市がたくさんもの資料を保存しているのか、というと、
特許やブランド商標など知的財産権を取得するために、サンプルやデッサン、写真などを労働裁判所に提出する必要があったからです。この法律は1806年から定められ、1979年に国の機関が直接管理するようになるまでの間、パリ市の資料保存の部門は重要な役割を果たしていたのでした。
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Archives de Paris

これらの保存してある資料は、その時代のオート・クチュールの世界では、作品をコピーされることから護ることをいかに大切にしているかを物語ってると思いました。だって、今日では世界中の情報を簡単に手に入れられて、コピー商品は氾濫してるけど、こういう服のデザインひとつひとつを登録していたら、とっても大変なことだと思います。当時の保存方法はデジタル技術も発展してなかったし、今とは比べものにならないほど手間も時間もかかる作業なのに、これだけ丁寧に大切に保存されていることに、感心してしまいました。
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Maggy Rouff 1931 Archives de Paris
30年代は、とてもシンプルなデザインの中に、洗練された完璧なカッティングが光るドレスが特徴。スカートはまっすぐすとんと落ちた、ふくらはぎくらいまでの長さなのはだいたい同じで、重要なのは袖や肩のラインなど上半身。そしてウエストをより細くみせるために、ボーダーやストライプ、チェックや白黒、などグラフィックで遊んでて、楽しかった!!
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Maison AgnesModes Archives de Paris
アクセサリーは、シルエットを完成させる最後の部分として、ドレスと調和したものが好まれ、帽子はいつも小さめでまるっこくて、ちょこんとのっかった彫刻のよう。お花がとっても繊細。
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Archives de Paris
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Archives de Paris
1929年からのアメリカの経済危機の影響もあり、パリのオート・クチュール界のイヴニングドレスは、20年代のパールや豪華な刺繍は消えていき、スカートはもっと長くなり、フラットで身体にぴったりフィットしたシルエットが台頭して、30年代のシンボルに。そんな中、チュールでいっぱいだったり、サテンのフリルがだったりの、とってもロマンチックなドレスは、肩身の狭い思いだけど、すっごくかわいかった。
写真やデッサンだけではなくて、実物ドレスや靴、バッグもあったし、それにドレスの生地の端切れがたくさん敷き詰められた展示がとても素敵でした!
デザイン意匠権登録のための資料提出のおかげで、パリ市にはまだまだ重要な資料が信じられないほどたくさん保存されていて、どんな面白いものがあるのか、もっともっと探ってみたい気にさせられます。小さなギャラリーですが、80年も前の未公開の貴重な資料ばかりで、ぎゅっと凝縮された面白い展示です。オート・クチュールの展示から少しマレ地区を散歩しながら、ここのギャラリーに寄り道してみるのがおすすめです。
1931 FACE DOS PROFIL
Galerie du credit municipal de paris
55 rue des francs-bourgeois 75004 paris
9時〜17時まで 
日曜日はお休み

*写真はすべて許可を得て掲載しています
 

2013年6月21日金曜日

パリっ子に大人気!お弁当をアレンジした、パリのBENTO - Nanashi

パリのおいしいもの続きです。
料理が大嫌いな私ですが、外に一人で食べにいくのも嫌いで、いつもいつも簡単なもので済ませてしまって、あまり食に関して健康的ではない気がするこのごろ。パリでは相変わらず、ビオブームで、ベジタリアンレストランや、グルテンフリーのパンを扱うお店、それにビオの食材を主に使った料理を提供するカフェなんかが、いたるところで出会えます。外で食べるなら少しでも体にいいものをと思って、ご飯にお誘いもらったので便乗して、日本人マダムが経営する、BENTO(弁当 )で有名な、北マレ地区のおしゃれな若者たちが集まる場所にあるビオカフェNanashiに行ってきました!!そういえば、VOGUEのパリのレストラン企画にも掲載されていましたね!!
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 ノンストップだと思ってたら、夜ご飯は、8時からでした。 
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BENTO は、お肉、魚、ベジタリアン向け、と三種類から選べました。お昼と夜とは値段が違います。
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お魚バージョン!もりもり野菜と、野菜のてんぷら、それに、キノアの上にお魚がのってます。
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お肉バージョン。のってるお魚がチキンになっただけで、ほかは同じです。
お魚はちょっと懐かしいような味に、普段、こんなの食べれないから、ほっこりしました。それにBENTOと言っても、いわゆる日本風、なところはほとんどなく、テーブルに置いてある調味料におしょうゆくらい。
もちろんデザートもそれぞれいただきました。
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ホワイトチョコとラズベリー入りの抹茶ケーキ。
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チョコケーキ。すっごい濃厚。
 
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フルーツいっぱいのクランブル。
お家の手作り感あるのがかわいらしい、とってもやさしいケーキたち。 どれもこれもおいしかったです!!
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食べ終わるころには、お店の奥までもういっぱい!!
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テイクアウトもできるみたい。
完全な日本食ではなく、パリっ子向けにアレンジした、パリのBENTO。またお魚食べたくなったら来ようかな!
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Nanashi
57 rue Charlot, 75003 Paris月曜〜土曜 12時〜夜0時まで
日曜 12時〜18時
ほかにも、
パリの子ども服、ボンポワンのお店の地下にもあります!
6 rue de Tournon, 75006 Paris火曜〜土曜 10時〜17時

 

2013年6月12日水曜日

週末は、ゆっくりブランチとオシャレケーキで、癒されに! Colorova

ここ1年くらい最近、ケーキ屋さんをいろいろ探しては行ってみたりしたけど、日本にもある有名店じゃないけど、どこか、おいしいところないかなぁって見つけたところがここ。Colorova patisserie。友達のお家行くときとかに買って行きたかったけど、なんせ、開店してるのが火、水、土、日の週4日だけ。なかなか行きたくても予定が合わずに買いに行けなかったところです。でもパティスリーだけど、平日は火、水曜日はランチ、週末はブランチもしてるみたいだったから、日本からの大切なお客さまを誘って予約して行ってみました!
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週末はお仕事もないしいくらでも寝坊ができるから、お家で朝ごはん食べないで、11時からのブランチが最高にいい時間帯だったけど、その週の火曜日に電話したときにはすでにいっぱい、残念。しかたなく13時半に。週末の予約は、1週間以上前までにはしたほうがよさそうです。でもでも、このパティスリーからほんの5分も歩かないところに以前ブログでも紹介した、Raspile通りのビオのマルシェのあるRenne駅があって、少し早めに待ち合わしてマルシェでお買い物をしてから行けたから、13時半でもよかったかな!
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まずはやっぱり絞たてのオレンジジュースは欠かせない!眠気まなこがしゃきっと。一気に飲み干しちゃいました。リンゴのコンポートも空いてるお腹にはとってもやさしい。これだけでも幸せです。
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フランスの朝食にお決まりの、クロワッサンとパン・オ・ショコラ!は、かごにもりだくさん。サクサクで温かくておいしい!それに、胚芽パンとミルクパンは、となりのジャムと一緒に。キャラメルは甘すぎずとろっとろ、マンゴーとイチゴは、果物そのもののおいしさがぎゅっとつまって濃厚。おなじみすぎて敬遠してしまいがちのノワゼットは、思ったよりべたつかず後味が残らずさっぱりでした。このかわいらしい4種のジャムは、パティスリーだからなせる技かもです!
これだけでも、楽しくおしゃべりしながらゆっくり食べてたから、すっかり満足してしまってきたけど、まだ続きます。
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モッツァレラとおいものサラダ!二人とも、ポーチドエッグだと勘違いしてて、食べてびっくりで面白かったです。
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ミニトマトとひらっひらのカブののった、ガスパチョ。
そしてそして、お待ちかねの、
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ケーキたち。ショーケースから選ぶけど、時間が遅くて、もうなくなっちゃったのもありました。ちょっとかわったデザインの、さりげないお洒落感が素敵なケーキがいっぱいです。
私たちの選んだのは、
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レモンのタルトに、
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ピスタチオのシュー。中には、
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ラズベリソースが。
見た目は、おもそうでもったりしてるけど、両方とも見た目よりもびっくりするほどずっとシンプルで軽め。もう一つずついけそうでしたー!
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カラフルなソファもかわいい店内。若い人たちに受けそうな内装も、ケーキもカラフルでポップだけど、この6区という閑静な地域なおかげなのか、となりには、4人組の品のあるおばあちゃまたちがおしゃべりしながら、ブランチを楽しんでたし、家族連れもいました。トイレに行ったときに分かったのですが、奥にもテーブル席がたくさんあります。
私たちも、涙出ちゃうほど可笑しく楽しいおしゃべりの時間を過ごし、知らないうちに16時近くになってしまってたのには驚きました。ぎゅうぎゅう詰めに入れられて、荷物も気にしながら忙しない、いい意味でパリのカフェっぽくなくて、清潔感と開放感があって、くつろいでしまいました。
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帰り際に気づいたけど、レジのとなりにはクッキーやフィナンシェなど焼き菓子もありました。
ケーキもまだまだ、食べたいのがたくさん残ってるから買いにこないと。
金曜日があいてないのは、残念なとこ。
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Colorova patisserie
47 rue de l'Abbe-Gregoire, Paris
火 11:00~18:00
水 10:00~19:00
土 10:00~19:00
日 11:00~17:00
平日ランチは、12:00~15:00
週末はブランチ 11:00~17:00 予約したほうがいいです。facebookから可能。
他の時間は、ティータイムに。

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2013年5月31日金曜日

文楽に影響を受けた、オランダのマリオネットグループ Ulrike Quade Company「Antigone」

先週パリでは、マリオネット・ビエンナーレが行われてました。ヨーロッパを中心とした各国から、マリオネットのグループがたくさん集まって、毎日数回の公演がパリのいくつかの劇場でありました。私は、4年前にたまたまフリーペーパーで知って見に行ったのがとても面白くて、このビエンナーレは楽しみにしてました。日本のマリオネット、といえば、人形浄瑠璃、文楽ですが、今回のビエンナーレのプログラムを見てみると、なんと去年文楽を学んできたというオランダのアーティストが率いるグループの公演があって、すごく興味を惹かれて観に行ってきました!
2001年にアムステルダムでマリオネットの劇団、Ulrike Quade Companyを立ち上げたUlrike Quade は、去年2012年1月に日本へやってきて、文楽、それに能や歌舞伎も学び、文楽の人形を使った作品を作ろうと決意。(彼女が大阪へ文楽を観に行ったとき、寝てしまってるお客さんがたくさんいたことに、とっても驚いていました!)舞台で使う人形も、日本の人形師、渡辺かずのり氏が担当していて、日本の人形が、着物ではなく、洋服を着ていて、髪の毛も金色や茶色というのは新鮮でした。
そして、日本が大好きなUlrikeは、なんと20年くらい前にはすでに日本に数ヶ月間滞在して、百鬼どんどろを創設した、故 岡本芳一さんに師事してました!人形遣いが一言もしゃべらないで人形の世界には絶対に入らない文楽とは違い、Ulrikeの舞台では、人形と語ったり、一緒にダンスしたり、同じ世界にいるように演じているのは、岡本さんの表現の仕方に影響を受けていると思いました。
 
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イスメーネー「Antigone」http://www.ulrikequade.nl
今回の舞台は、政治情勢が安定しない現在のオランダで、その状況をしっかりと見据えて、"人としてどう振舞うべきか?"を問うために、ギリシア神話の「Antigone(アンティゴネー)」を題材にしてます。
登場するのは、テーバイ王オイディプスの子、ポリュネイケス、アンティゴネー、イスメーネーの三人。ポリュネイケスは国から追放され、もう一人の兄弟エテオクレースと相討ちとなって死んでしまうのです。ポリュネイケスを葬ることを国の法律で禁じられたのに、アンティゴネーは自分の信念に従って、彼に砂をかけ弔い、そのことで捕まり、獄中で自害するという悲劇の物語!
私自身は、去年、大阪市の助成金の問題で話題になってから文楽が気になって少し調べたりしていた程度で、文楽劇場まで足を運んだこともないし、ほとんど知らないのですが、文楽では、人形たちの舞台と操る人立つ場所が分けられてることが多いと思います。だけど、Ulrikeの劇は、その人形のための舞台を取っ払って、人形と人との境界をなくし、前後の奥行きの動きを加え、さらにはジャンプして宙を舞ったりして、地からも自由になり、よりダイナミックで迫力あって、どきどきさせてくれる作品で、とっても面白かったです。
(ギリシア神話を元にしてるとは言っても、舞台は現代なので)森の中でカンフーしたり、銃を撃ち合うシーンで、操ってる人が1人ずつ倒れて、それと同時に操っていた部位が外れていくのが衝撃的だった、ポリュネイケス、牢獄に閉じ込められるシーンで操る三人でひっぱりながらも、同時に抵抗してる様子を表現していて、本当に4人いるように感じたアンティゴネー、1人寂しく残され最後もう一度登場して、この悲劇を痛み、タバコを吹かしながらちょっとしたユーモアを交えて語り、観客を虜にしていたイスメーネー、三人とも本当に魅力的でした!
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アンティゴネー「Antigone」http://www.ulrikequade.nl
後日、直接会ってお話することができたので、日本や文楽について聞いてみました。
「表情豊かに優雅に舞う日本の文楽に魅せられた」と語っていた、Ulrike。「日本の文楽とヨーロッパのマリオネットの一番大きな違いは、ヨーロッパのほうは "話すこと" がメインで、口が動き、1人で操ることが多い。もちろん数人で操ることもあるけど、日本の文楽は三人で1つの人形を操り、そして踊るように動くところが素晴らしい。それに、歴史が古く、基盤がしっかりとできていて、バックグラウンドもとても興味深い」と語ってくれました。
知らないところで、こうやって外国の人たちが日本の伝統芸能を広めていってくれていたことにはとっても驚いたけど、日本人よりも文楽に詳しく、そして興味を持って研究して、日本人じゃ考えもしなかった方法で新しい作品を作り、世界で発表しているUlrikeとその作品たちに出会えて、本当にうれしかったです。日本にいた頃はほとんど興味なかったのに、こうやって外国の人たちから文楽のことを教わったのは、少し変な感じがするけど、もっともっと文楽観てみたくなりました!
Ulrikeのマリオネットカンパニーでは、文楽の作品だけではなくて、人形や着ぐるみ、マスクを使った、様々な作品を作っています。積極的にいろんな人たちとコラボしたり、世界のマリオネットの権威ある賞を受賞していたり、他の作品もかなり面白そうで、もっともっと観たくなりました!来年までにすでに二つも新しい作品の準備をしているみたいなので、また会えるのをすごく楽しみにしてます!!
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マリオネット・ビエンナーレの劇場に展示されていたインスタレーション

2013年5月24日金曜日

たまには真夜中に博物館めぐり。美術館や博物館が一日だけ無料になるイベント、La nuit des musees

ブログでも何回か紹介してますが、今年もLa nuit des musees に参加してきました!!La nuit des musees とは、年に一回、夜の間、すべての美術館や博物館が無料になるイベントです。パリだけではなく、ヨーロッパ全土で行われてます。前回の様子は、こちらhttp://blog.talk.vogue.co.jp/taco/archives/5525295.html去年は、行きたいと思っていた企画展に数十分〜数時間くらいがんばって並んででも入ったのですが、これまでの経験をふまえ、今年は少し方針を変えました。
人気の美術館は、数時間でも待つのが当たり前ですが、今回は時間を無駄にしたくなかったので、
”ずっと気になってたけど、なかなか行く機会がなかったところ、無料の日じゃないと行かなさそうなところ”、つまり、並んでる人があまりいないだろうと思うところにしぼって探しました。
”行く機会がなかった、無料じゃないと行かなそう”なところなだけに、実はそこまで期待はしていなかったのですが、どこも大正解!並ばずにすんなり入れた上に、思ってたよりもずっと面白かったです。
まずは、パリ植物園内にある、国立自然史博物館の一部、Grande Galerie de l'evolution(進化大陳列館)。前にブログでも紹介した、パリにある一番大きなモスクのすぐ目の前です。無料になるのは19時からだったので、時間に合わせて行きました。並ばなくても入れたとは言っても、博物館の中はもう人でいっぱい。特に家族連れが目立ちました。
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入り口を入るとすぐ、そこは海の世界が広がっていました。海にもぐってるように、たくさんの魚たちと同じ目線で歩くことができるのは楽しいです。実際の大きさで、細部まで精密に作られている模型は、今にも動き出しそうで、少し怖い感じもします。
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洞窟の中には、海底の生き物もいて面白い。エビなのか、タコなのか、何かはよくわからないけど。
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そして、階段を上がっていくと、地上の世界。こんな風になってます。地上も海も行き来する、ペンギンやアザラシ、シロクマなどは、吹き抜け部分にいました。
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地上の世界には、原寸大の動物たちが、アフリカのサバンナみたいに大行進。ここもやっぱり子どもたちに大人気で、興奮して走り回ったり、写真撮ってたり、一生懸命語っていたり、ととっても賑やかでした。ところどころで、解説のスタッフさんたちがいて、ちょっとした逸話を話してくれたりします。イベントだからかもしれないですが、こうやって、自由にのびのびと子どもたちが楽しめる博物館ってすごくいいなって思いました。
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そして、その上の階には、生き物の起源、そして地球の歴史、そして生き物の進化の様子が展示されています。
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一番上の階から見た博物館の様子。とーっても広いです。立体的になった生き物図鑑の中に入ったようなところで、最近図鑑にはまってる私にとっては、ほんとにすごく面白かったです。
この博物館のある、パリ植物園は緑いっぱいで、お散歩するのにすごくいいし、ランニングしてる人もたくさんいます。それに、動物園や温室もあったり、一日いても飽きないです。友達が教えてくれたのですが、敷地内にある古生物館が、かなりかっこいいみたいなので、近いうちに行ってこようと思ってます。
それから、ここも行ったことがない、ルクセンブルク美術館へ行こうと思ったのですが、すでにかなりの人が並んでいて、数時間待ちになりそうだったので諦めて、Musee des Arts et Metiers(パリ工芸博物館)に変更。もともと教会と修道院だったところを改装して博物館にしたところ。場所はその名もArts et Metiersというメトロの駅があります。
この博物館には、有名なフーコーの振り子が展示されてました。
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展示内容は、1700年代から現代までの、乗り物、通信機器、エネルギー、建築などなどです。ここもかなーり広いです。
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昔の乗り物は、ほんとにかっこいい!!アンティーク好きな人たちにおすすめのところです!これなんかは、ジブリの「魔女の宅急便」のトンボが作って乗ってそう!!
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通信のエリアが一番好きでした!
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昔のものって何でこんなにかわいいんだろうって思います。
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静電気の実験で髪の毛が立ってる、ハリー・ポッターみたいな、おしゃれな男の子。

今回は、真夜中の美術館めぐりではなく、博物館めぐりになってしまったのですが、ずっと気になっていたところにやっと行けたし、大満足な一日でした!!眠くても、閉館までねばって最後までみてきました。

植物園にあるほかの博物館や温室などまだまだ行きたいところはたくさんあるし、無料じゃないと、と侮っていましたが、お金払ってでももう一度行きたいところばかりです!パリに来るのは2度目で、すでにベタな観光スポットを制覇してて、ちょっと変わったところを探してる人たちにオススメです!!

来年はどこに行こうかな。