2012年9月17日月曜日

夏の建築めぐり -2 ちょっとより道、バーゼルからヴィトラの建築三昧

前回書いた記事の、ロンシャンの礼拝堂から、スイスのバーゼルまで、
とっても近いっていうことだったので、より道してきました。
バーゼルって言えば、世界最大の現代アートフェア、アート・バーゼルが有名ですよね。私は、アートの街なんじゃないかなぁ、くらいにしか思ってなかったのですが、ここは、建築の街、でもありました。小さな街なのですが、いたる所に、面白い建物が建ってます。
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こんなのとかが、歩いて数分ごとにいっぱい。上は、スイスの代表的な建築家でワタリウム美術館もてがけてるMario Botta(1995年)。下もスイスの建築家、Burckhardt+Partner (1976年)。
それに加え、美術館の入館料がすごく高い!
外観だけ見て、チケット売り場で引き返すってことが何度あったことか!
パリの美術館が良心的な値段なのかもって思ってしまうくらい。

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Renzo Piano (1997/2000年)による、Fondation Beylerとか、
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Mario Botta (1995年)による、Museum Tinguelyなどなど。
何にも下調べもせず、行き当たりばったりの旅で、
とりあえず、観光案内所で地図やら交通機関の路線図やらをもらいました。
あと、バーゼルの街の建築マップみたいなのをもらいました。
そのパンフレットに、なにやら面白そうなところを発見。
ヴィトラ キャンパスという、
チャールズ&レイ・イームズのチェアを始めとする、
たくさんのデザイナー家具の製品化や名作家具の復刻をしている、
世界的に有名な家具メーカー vitra.(ヴィトラ)社のショールームと工場。
ヴィトラは、スイスとドイツの国境に位置する、ドイツにあります。
でもバスを、乗り継げば簡単に行けそうでした。
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バーゼルでは、街の人はほとんど英語が分かりません。ドイツ語でした。
道を聞いたり、バスの運転手さんに聞いても、ドイツ語。全然分からない!
ヴィトラは、ドイツにあるので、バスでも途中から運賃が変わります。
始め全然分からなくて、バスの運転手さんもまあいっかっという感じで、
バーゼルの乗車券で乗せてくれました。
ヴィトラ キャンパスは、びっくりするほどとっても田舎にあります。
ここ以外他何もありません。
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迎えてくれたのは、安藤忠雄さん(1993年)によるセミナーハウス。
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Frank Gehry(1989年)による、ヴィトラ デザイン ミュージアム
ヴィトラ社の数千点におよぶイスや家具のコレクションを保管し、
一般向けに展示もしてる、美術館です。
そして 、
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東京のプラダのブティックや、北京オリンピックのメインスタジアムもでがけているHerzog & de Meuron (2010年)によって設計された、ヴィトラ ハウス。
ここが、メインの建物になっていています。
カフェでお昼を食べてから、見学開始。
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子どもたちも、いっぱいでした。
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この建物の中が、全部ショールームになっていて、
ヴィトラ社のコレクションたちがところせましと展示されています。
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これら、展示されているもので気に入ったものがあれば、
その場で買って帰ったり、オーダーすることができるという仕組み。
ショップでは、名作家具の復刻ミニチュアチェアにも出会えます!
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ちょっと見にくいですが、ヴィトラ キャンパスの全体地図。
これだけ広い敷地にSANAA、Nicholas Grimshawによる工場、
Zaha Hadidによる、消防署などなどが建っています。
建築の見学ツアーもありました。
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 子どもたちや大人向けにも、ワークショップもあったり、
一日中楽しめて、遊べて、学べる、面白いスポットでした!!
またいつか来たいなぁと思います!!
バーゼルへバスで戻って、またゆっくり建築散歩。
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新しい美術館の建設もされてました。
こういう、大きな建設現場は、パリではほとんど見たことがありません。
道路の舗装工事、古い建物の改修工事、くらい。
なので、新しい建物に囲まれているこの街は、すごく新鮮に感じられました。 
それと、スイスは、ユーロじゃないです。スイス・フラン。
カードでなんとかなるかなぁと思って、両替はしませんでした。
でも、カード使えないスーパーでは、
スイス・フランもってないなら、ユーロでも大丈夫、
ということで、ユーロでも支払うことは可能なとこが多いみたいでした。

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やっぱり一日では、全部まわりきれなかったので、
またいつか遊びに来たいです!
今度は、アート・バーゼルに行きたい!!

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